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男子テニスツアーのチャイナ・オープン男子(中国/北京、賞金総額210万ドル、ハード)は11日、前日に雨で中断となったシングルス決勝を再開し、ディフェンディング・チャンピオンで第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)がD・フェレール(スペイン)を6-2, 6-4のストレートで撃破、大会連覇を達成し優勝賞金50万ドルを手に入れた。
第1セットを先取したジョコビッチであったが、第2セットに入るとフェレールの反撃を許し、ゲームカウント2-4とリードされた場面で雨による中断となっていた。
再開後のサービスゲームをキープし3-4としたジョコビッチは、続く第8ゲームでブレークバックに成功すると、そこから2ゲームを連取し試合に終止符を打った。
試合を通して4度のブレークに成功していたジョコビッチは「スタートは本当に良かったけど、そこから勢いをなくしてしまったんだ。リズムを崩してしまい、簡単なミスを犯して彼にリズムを取り戻させてしまった。」と、試合を振り返った。
さらにジョコビッチは「両方にとって良い試合ではなかったね。お互いにミスが多すぎた。特に彼の方がね。彼のエラーのおかげで、第2セットの終盤は少し楽になったよ。」とコメントを残した。
今季のグランドスラムでは、USオープンで準優勝を果たしている23歳のジョコビッチは、ウィンブルドン以降の試合については改良されたサーブに役に立っていることを明かしている。
また、すでに開幕している上海マスターズに向けて「この優勝は本当に自信につながるよ。この2、3ヶ月はコート上で自信に溢れている。攻撃的なプレーが出来ているし、サーブがとても有効になった。この調子を続けていきたい。」と抱負を述べた。
一方、チャンスがありながらも第2セットを落としてしまったフェレールは「チャンスはあったけど、活かせなかった。あのゲームを落とした時に集中力を失ってしまったようだ。そのせいでリズムをなくし、立て直すことが出来なかった。」と、第2セット第8ゲームを試合のターニングポイントとした。
アジアで唯一のマスターズ1000シリーズである上海マスターズで、ジョコビッチはI・リュビチッチ(クロアチア)とZ・ジャンの勝者と2回戦で、フェレールはM・ロドラ(フランス)と1回戦で対戦する。
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