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女子テニスツアーのタシケント・オープン(ウズベキスタン/タシケント、賞金総額22万ドル、ハード)は20日に初日を迎え、シングルス1回戦4試合を行い、第4シードのE・ヴェスニナ(ロシア)がL・ツレンコを6-3, 6-2とわずか66分で一蹴、順当に2回戦進出を決めた。
ヴェスニナは7月のイスタンブールで今季初の決勝進出を果たしたが、その後は今大会までニューヘイブン、USオープンと1回戦敗退が続いた。しかしこの日の彼女は、昨年の10月に自己最高位の22位へ上り詰めた頃のプレーを披露し、ツレンコから5度のブレークを奪い圧倒。2回戦ではO・サウチュック(ウクライナ)と予選勝者のN・グスコワの勝者と対戦する。
現在はランキングを72位まで落としているヴェスニナは「今年は怪我に苦しめられて来たの。どんどん悪化して約2ヶ月も試合に出場できなかった。だからポイントも失ったり、出場してもドロー運に恵まれなかったりしてランキングが下がってしまった。だから試合には予選からの出場になり、とても厳しい時期が続いていたの。」とランキングを下げてしまった原因について語っていた。
その他の試合では、S・ボーゲル(スイス)が主催者推薦のA・アブドゥラキモワを6-3, 6-1で、E・ロディナ(ロシア)はAr・ロディオノワを7-6 (7-3), 6-3で、E・イバノワ(ロシア)はK・オブライエン(英国)を7-5, 6-1といずれもストレートで倒して2回戦へ進んだ。
2回戦でボーゲルは第8シードのM・カメリン(イタリア)とE・ボヴィナ(ロシア)の勝者と、ロディナは第3シードのA・チャクエタゼ(ロシア)とZ・クコバの勝者と、イバノワは第5シードのM・ニクルスク(ルーマニア)と予選を勝ち上がったZ・ディヤスの勝者と対戦する。
なお今大会、日本から単身出場している世界ランク111位の奈良くるみ(日本)は、火曜日の1回戦で大会第1シードのA・ドゥルゲル(ルーマニア)と対戦となり、初戦から厳しい試合を強いられる。ドゥルゲルは5月のワルシャワでは大会2連覇を果たし、USオープンまでグランドスラム3大会連続で3回戦進出を果たすなど、現在では自己最高位の27位に位置している。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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