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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会5日目の27日、女子シングルス2回戦が行われ、日本勢として唯一1回戦を勝ち上がったクルム伊達公子(日本)は、主催推薦で出場のJ・グロス(オーストラリア)に0-6, 3-6のストレートで敗れ、3回戦進出はならなかった。
1回戦で第9シードのD・サフィーナ(ロシア)を破っていたクルム伊達は、今大会史上2番目の年長者として勝利をあげていただけではなく、WTAによるとトップ10に勝利した最年長プレイヤーとしての記録も樹立していた。
劇的な逆転勝利で2回戦に進出していたクルム伊達であったが、この日はかねてより痛めていた右足が回復しきっておらず、世界ランク107位のグロスに第1セットをベーグルで奪われると、第2セットでも2度のブレークを奪われてしまい67分で試合を終えた。
この日の試合は、午前中から降り続いた雨のために4時間以上も試合開始が遅れた上に、試合が開始された後でも雨による中断を余儀なくされ、予定されていた試合の半分も消化できていない。
その中でも終了した試合に、2008年の今大会チャンピオンであるA・イバノビッチ(セルビア)が登場したが、第28シードのA・クレイバノワ(ロシア)に3-6, 0-6であえなく敗退、早くも大会を去ることとなっている。
2年前の今大会を制し、世界ランク1位の座までも射止めていたイバノビッチであるが、その後は極度のスランプに陥っており、グランドスラムでは4回戦以上に進出していない。
1週目にしてパリを離れることとなったイバノビッチは「ちょっとしたことの組み合わせだと思います。それほど悪いプレーをしていたとは考えていません。しかし、彼女はほとんどミスを犯しませんでした。」と勝者を称えた。
この日に登場したシード勢では、第4シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)がK・カネピ(エストニア)を6-2, 3-6, 6-4で、第5シードのE・デメンティエワ(ロシア)がA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-2, 7-6 (7-3)で下すなどし、3回戦進出を決めている。
この他の試合の結果は以下通り。
S・ウィリアムズ(アメリカ) (1) vs. J・ジョルジュ(ドイツ), 延期
S・ストザー(オーストラリア) (7) vs. R・デ=ロス=リオス(パラグアイ), 延期
Y・シュウェドワ(カザフスタン) ○-× A・ラドワンスカ(ポーランド) (8), 7-5, 6-3
N・リー(中国) (11) ○-× S・コーエン‐アロー(フランス), 6-2, 6-2
M・シャラポワ(ロシア) (12) vs. K・フリッペンス(ベルギー), 6-3, 中断
O・サンチェス(フランス) vs. M・バルトリ(フランス) (13), 5-4, 中断
Y・ウィックマイヤー(ベルギー) (16) vs. S・バンマー(オーストリア), 延期
F・スキアボーネ(イタリア) (17) ○-× S・ファーガソン(オーストラリア), 6-2, 6-2
S・ペア(イスラエル) (18) ○-× B・マテック(アメリカ), 3-6, 6-0, 6-1
A・ロディオノワ ○-× V・ズヴォナレーワ(ロシア) (21), 6-4, 6-4
D・ハンチュコバ(スロバキア) (23) vs. O・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ), 延期
鄭潔(中国) (25) vs. A・ピヴォヴァロヴァ(ロシア), 延期
A・ボンダレンコ(ウクライナ) (27) ○-× M・リバリコワ(スロバキア), 6-3, 6-3
A・パブリュチェンコワ(ロシア) (29) vs. J・クレイバス(アメリカ), 延期
A・ウズニアッキ(カナダ) ○-× K・ボンダレンコ(ウクライナ) (32), 6-4, 6-1
この日に予定されていた20試合のうち、2試合が中断、6試合が延期となっている。
今大会の優勝賞金は112万ユーロ。
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