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女子テニスツアーのBNLイタリア国際女子(イタリア/ローマ、賞金総額200万ドル、クレー)は8日、シングルス決勝が行われ、ノーシードのMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)が、第7シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)を7-6 (7-5), 7-5のストレートで下し、見事タイトルと優勝賞金35万ドルを手に入れた。
世界ランク7位のヤンコビッチは、準々決勝でV・ウィリアムズ(アメリカ)、準決勝でS・ウィリアムズ(アメリカ)を下す活躍を見せていたものの、この日はマルチネス=サンチェスのショットメイクとドロップショットに苦しめられた。
一方のマルチネス=サンチェスは、3回戦で第2シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)、準決勝では元世界ランク1位のA・イバノビッチ(セルビア)を下し、キャリア初となるプレミア大会でのタイトル獲得となった。
世界ランク26位のマルチネス=サンチェスは「私にとっては本当に素晴らしい大会でした。何と言えばいいのでしょう。信じられません。」と優勝の喜びを語った。
今大会3度目の優勝に後一歩届かなかったヤンコビッチは「彼女は素晴らしいプレーでした。彼女のドロップショットは私を苦しめましたし、自分でも苦しい状況にしてしまいました。」と、試合中いく度となくポイントを奪われたドロップショットについてコメントした。
試合は第1セット序盤はマルチネス=サンチェスが流れを掴み、ゲームカウント5-2とリードを奪うも、チャンスでオーバーヘッドショットをネットにかけるミスをしてしまうと、ヤンコビッチが息を吹き返し4ゲームを連取する。
今度はヤンコビッチがセットポイントを迎えるが、簡単なフォアハンドでエラーを犯しチャンスを逃すと、このセットはタイブレークに突入する。
タイブレークではマルチネス=サンチェスが5-4とリードした場面で鮮やかなボレーを決め6-4としダブル・セットポイントのチャンスを迎えると、2本目でセットを奪取する。
第2セットも一進一退の展開が続くも、最後の2ゲームをマルチネス=サンチェスが連取しゲームセット。最後はサーブ&ボレーで試合を締めくくると、満員の観衆は大きな拍手で勝者を称えた。
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