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女子テニスツアーのBNLイタリア国際女子(イタリア/ローマ、賞金総額200万ドル、クレー)は6日、シングルス準々決勝4試合が行われ、元女王のA・イバノビッチ(セルビア)が第14シードのN・ペトロワ(ロシア)を6-2, 7-5のストレートで下し、ベスト4進出を果たした。
2008年の全仏オープンを制し、世界ランク1位にもなったイバノビッチであるが、現在では世界ランク58位まで落ち込んでいるが、スランプからの脱出するためにS・グラフ(ドイツ)の元コーチであるハインツ・ギュンタード氏との取り組みを始めている。
22歳のイバノビッチは「この数週間たくさんトレーニングを積んできましたし、調子も上向いています。サーブの改良に取り組んでいて、そのおかげで多くのフリーポイントを得ることが出来ています。この1年半、サーブが大きな課題でしたし、サーブに自信を持つことで他の部分にも良い影響が出ています。」と好調さを分析した。
2年前の全仏オープン以来、2009年のリンツ大会で唯一のタイトル獲得にとどまっているイバノビッチは「全ての選手にタフな時期というものはあると思うわ。だけど大切なのは、何度倒れたかではなく、何回立ち上がったかということ。また戻ってこれて嬉しいです。」とスランプからの脱出に手応えを感じていた。
イバノビッチは準決勝でMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)と対戦する。世界ランク26位のマルチネス=サンチェスは、L・サファロバ(チェコ共和国)を7-6 (8-6), 6-4で破ってのベスト4入りとなっている。
もう一方の準決勝では、第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)と第7シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)が対戦することとなった。
全豪オープンでタイトルを獲得していて以来、ひざの怪我のために大会に出場していなかったセリーナは、M・キリレンコ(ロシア)を6-1, 6-4で下し、準決勝進出を果たした。「ひざの調子は良いわ。勝ち残っているなんて信じられない。不思議な気分ね。」
2007年と2008年に今大会を連覇しているヤンコビッチは、第4シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)を6-0, 6-1で圧倒、ベスト4進出を決めている。
予想外の圧勝にヤンコビッチは「ヴィーナスとはいくつもタフな試合をしてきました。6-0, 6-1のスコアは素晴らしいですし、信じられません。」と驚きを隠さなかった。
続けてヤンコビッチは「ウィリアムズと対戦する時は、一瞬も気が抜けませんし、ベストを尽くさないといけません。」と、続くセリーナとの対戦への意気込みを語った。
世界ランク1位のセリーナは、2002年の今大会を制しており、その後の全仏オープンでタイトルを獲得している。
今大会の優勝賞金は35万ドル。
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