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女子テニスツアーのMPSグループ選手権(アメリカ/マイアミ、賞金総額22万ドル、クレー)は火曜日に1回戦を行い、ノーシードのO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)が第2シードのA・ボンダレンコ(ウクライナ)を6-3, 4-6, 6-0で下し、2回戦進出を決めた。
試合後、世界ランク52位のゴヴォルツォバは「第2セットではいいスタートを切れず、ブレークされてしまった時点で攻撃的に行かないといけない、と自分に言い聞かせた。彼女(ボンダレンコ)は動きがよく、ミスも少ないので、倒すためには積極性が必要だった。」と試合を振り返った。
世界25位のボンダレンコは昨年の今大会でベスト8入りしていたが、今年は1回戦突破はならなかった。「何が起こったのか分からない。自信がなかった。負けるのが怖かった。」と肩を落とした。ボンダレンコは現在、4大会連続で1回戦負けを喫しており、彼女の発言からすると、メンタル面での影響が大きいようだ。
昨年優勝で第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)は第1サーブを77%の確率で決め、元世界ランク7位のP・シュニーダー(スイス)を6-0, 6-4で圧倒した。
試合後、ウォズニアキは「今季初のクレーコートの試合で少しリズムが合わなかった。慣れは必要だけど、いい感じではあった。」と話した。「他のコートでは強いサービスが必要だけど、クレーコートでは第1サーブを入れることが重要。そのことにもっと慣れる必要がある。」とクレーコートでの戦術について語った。
19歳のウォズニアキは安定したプレーを特徴としており、最近では世界ランク2位にまで上り詰めている。
第7シードだったV・ラッツァーノ(フランス)は右足の故障で棄権した。その一方で、昨年の全米オープンでベスト4入りしている18歳の第8シードM・ウダン(アメリカ)はR・デ=ロス=リオス(パラグアイ)を7-5, 6-2で下している。
ウダンは第1セットを5-2でリードしていたが、5-5まで追いつかれてしまう。しかしそこから2ゲームを連取すると同セットを先取。第2セットは前セットの勢いを持続したウダンが6-2で奪い、そのまま試合に終止符を打った。
試合後、ウダンは「もっと早い段階で第1セットを奪うことができた。でも大切なポイントではいいプレーをすることができた。」と話した。
日本期待の森田あゆみ(日本)はS・カラタンチェバ(ブルガリア)を6-3, 2-6, 6-2で振り切り、初戦突破を決めている。2005年の全仏でベスト8入りを果たしていたカタランチェバは薬物使用で2年間のツアー出場停止処分を受けており、2008年にツアーに復帰していた。
その他の試合結果は以下の通り。
B・マテック(アメリカ) ○-× A・ロディオノワ(ロシア), 6-2, 6-7(4-7), 7-5
A・タチシュビリ(グルジア) ○-× M・リバリコワ(スロバキア), 6-3, 3-6, 7-5
V・レプシェンコ(アメリカ) ○-× M・デュケ=マリーノ(コロンビア), 6-1, 7-6(7-2)
A・クルベール(ドイツ) ○-× V・キング(アメリカ), 6-2, 6-3
S・ポン(中国) ○-× K・チャン(台湾), 6-4, 6-2
J・ジョルジュ(ドイツ) ○-× B・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国), 7-5, 5-7, 6-4
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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