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女子テニスツアーのMPSグループ選手権(アメリカ/マイアミ、賞金総額22万ドル、クレー)は、大会初日の月曜日にシングルス5試合が行われ第3シードのD・チブルコワ(スロバキア)がM・シンク(ハンガリー)を6-1, 6-4のストレートで退けるなど、シード勢が順当に1回戦を勝利で飾った。
チブルコワはシンクのサービスで4回握ったブレークポイントを全て活かし、自身の第1サーブでは69%、第2サーブでも55%の確率でポイントを獲得、第2セットでも1度ブレークを許すのみで、1時間21分で試合を手中に収めた。
それでもチブルコワは満足の行くリターンが出来たと感じていなかった。
「1回戦はどんな大会でも厳しいもの。何が起きてもおかしくない。彼女(シンク)を左右に動かすことができたし、安定したプレーもできたわ。でも、リターンが短くてベストの状態ではなかった。それでもラリーではボールを散らすことができたし、サーブが良かったからそれに助けられたわ。」と、試合を振り返っていたチブルコワは、2回戦でJ・クレイバス(アメリカ)を6-1, 6-4のストレートで下したA・クドリャフツェワ(ロシア)と対戦する。
その他、第5シードのA・パブリュチェンコワ(ロシア)がE・マカロバ(ロシア)を7-5, 5-7, 6-4のフルセットで、第6シードのA・ウズニアッキ(カナダ)も主催者推薦のS・ステファンスを6-4, 6-3のストレートで倒し、順当に2回戦進出を決めた。
パブリュチェンコワはこの日、13本ものダブルフォルトを犯すなど、乱調なプレーから各下のマカロバに苦戦。この試合ではパブリュチェンコワが8回、マカロバが9回のブレークを許すなど、ブレーク合戦だったが最後はパブリュチェンコワが3時間に渡るマラソンマッチを何とか制しての勝利だった。
ウズニアッキは終始安定したプレーを見せ、第1セットは2度のブレークを許すも3度のブレークを奪い、第2セットも1度ブレークされるも、2度のブレークに成功し、1時間29分でステファンスを退けた。
パブリュチェンコワはA・ロディオノワ(ロシア)と予選勝者のB・マテック(アメリカ)の勝者と、ウズニアッキは予選勝者のS・カラタンチェバ(ブルガリア)と主催者推薦の森田あゆみ(日本)の勝者とそれぞれ2回戦を行う。
残りの1回戦では、S・アービッドソン(スウェーデン)が主催者推薦のC・ガリクソン(アメリカ)を6-0, 6-2で一蹴した。アービッドソンは第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)とP・シュニーダー(スイス)の勝者と2回戦で顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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