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女子テニスツアーのBNPパリバ・オープン女子(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額450万ドル、ハード)は金曜日に準決勝を行い、第6シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)が第8シードのS・ストザー(オーストラリア)を6-2, 6-4のストレートで下し、見事、決勝進出を決めた。試合は32度を超える暑さの中で行われ、試合時間は約1時間半だった。
試合は第1セット、2-2となるが、第5ゲームでストザーが40-0としながらもブレークされてしまい、ヤンコビッチが3-2とリード。
勢いに乗ったヤンコビッチはそのまま4ゲームを連取、第1セットを6-2で奪うと、第2セットも1-0とリードする。
ようやく1ゲーム返したストザーだったが、2-2からヤンコビッチは再度ブレークに成功、3-2とすると、次の5ゲームのうち3ゲームを奪い、そのまま試合に終止符を打った。
元世界女王のヤンコビッチは最近調子を落としており、昨年の8月のアメリカ・シンシナティのWSファイナンシャル・グループ・女子オープンでD・サフィーナ(ロシア)を下して優勝して以来、ここ7カ月はタイトルから見放されている。日曜日の決勝では勝って久々に優勝したいところ。その決勝の相手は第2シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)か第5シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)の勝者となる。
今大会で好調を維持しているヤンコビッチは、これまでの5試合で落としたセットはわずか1セットで、準決勝でもストザーを一蹴した。
そのストザーは月曜日に発表される世界ランキングで初のトップ10入りを果たすことが決まっている。ストザーも今大会は絶好調で、準決勝までの4試合で落としたセットは0だった。
試合後、ストザーは「すばらしい1週間だった。でも決勝に行くチャンスはあった。」と肩を落とした。
「試合途中で自分に対する不満と怒りが充満してしまい、その気持ちをずるずると引きずってしまった。」
一方、ヤンコビッチは「サマンサのサービスはすばらしい。女子選手の中でも1、2位を争うと思う。でも今日は彼女の第1サービスをたくさん返すことができた。それが彼女にとっては不満だったと思う。彼女のゲームはサービスが軸だから。サービスはサマンサの最大の武器。」と勝因を分析した。
今大会の優勝賞金は70万ドル。
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