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男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額364万5000ドル、ハード)は15日、シングルス3回戦7試合を行い、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が、第25シードのP・コールシュライバー(ドイツ)を6-3, 2-6, 7-6 (7-3)と、3度のマッチポイントを切り抜けて辛くも勝利した。
2時間35分の接戦は、第1セットを先取したジョコビッチが第2セット後半から失速。第3セットにかけてコールシュラーバーに流れが傾くと9ゲームを連取されてしまう。立て直しにかかるジョコビッチだったが、第3セットの4-5からの自身のサービスゲームでは、0-40と3本のマッチポイントを握られ大ピンチを迎える。1本目は見事なフォアボレーで切り抜けるが、続く2本はコールシュライバーのミスに助けられた。
これで息を吹き返したジョコビッチは、その後もミスの目立つコールシュラーバーの隙を突き、勝敗を決める大切なタイブレークでも4-0とリードを広げ、最後はフォアハンドのエースで締めくくった。
「必要な時はちゃんとしたプレーをして、良いサーブを打ち、フォアからの良いアプローチでネットへつめることができたんだ。彼は、簡単にこの試合の勝者になれたし、今日のプレーはそれに匹敵するものだった。」とジョコビッチは試合を振り返り、コールシュライバーのプレーを称えた。
この試合は、コールシュラーバーだけではなくジョコビッチにもミスが目立った。凡ミスの数はコールシュラーバーの51個に対し、ジョコビッチも43個を記録する荒れた展開となった。ジョコビッチは4回戦では第20シードのI・リュビチッチ(クロアチア)と対戦する。リュビチッチはB・ダブル(アルゼンチン)を6-2, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
一方、第3シードのR・ナダル(スペイン)は病気から復帰してきた元世界ランク7位のM・アンチッチ(クロアチア)を6-2, 6-2と危なげなく退け、4回戦へ駒を進めた。昨年度覇者のナダルは、第1サーブではわずか1ポイントしかアンチッチに奪われず、第2サーブでも69%と高い確率でポイントを獲得し、アンチッチに1度もブレークポイントを与えない圧勝だった。
この日が5度目の顔合わせとなった両者は、これでナダルの4勝1敗となった。ナダルは「サーブは大事だけど、自分の場合はベースラインからのリズムがもっと大切なんだ。ミスが少なかったから、数ポイントしか落とさなかったはずさ。2セットやってイージーミスは7本で、エースが29本は上出来だね。」と、この日のプレーに満足していた。
大会連覇を目指すナダルは、4回戦で第15シードのJ・アイズナー(アメリカ)と準々決勝進出を懸けて対戦する。アイズナーは第17シードのS・クエリー(アメリカ)との若手アメリカ勢対決を7-6 (7-3), 6-4のストレートで制しての勝ち上がり。
その他の試合では、第10シードのF・ベルダスコ(スペイン)、第11シードのJ・C・フェレーロ(スペイン)が敗退する波乱があった。その波乱を演じたのは、第19シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)と、第21シードのJ・モナコ(アルゼンチン)。ベルディフはベルダスコを6-0, 6-3で、モナコはフェレーロを7-6 (7-2), 3-6, 6-3で下す金星を上げた。
ベルディフは第29シードのV・トロイキ(セルビア)と、モナコは第26シードのT・ベルッチ(ブラジル)を4-6, 6-2, 6-1の逆転で下したG・ガルシア=ロペス(スペイン)と4回戦を行う。トロイキは第5シードのN・ダビデンコ(ロシア)と3回戦を行う予定だったが、ダビデンコに手首の骨折が見つかり試合を行うことなく棄権を申し入れ、不戦勝での勝ち上がりだった。
今大会の優勝賞金は60万5500ドル。
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