男子テニスツアーのSAオープン（南アフリカ/ヨハネスブルグ、賞金総額５０万ドル、ハード）は２日、シングルス１回戦残り１２試合全てを行い、第１シードのＧ・モンフィス（フランス）がＤ・フルバティ（スロバキア）を6-2, 6-1とわずか５３分で一蹴し、順当に２回戦進出を決めた。
世界ランク１３位のモンフィスは、同１５４位のフルバティに対し１度だけサービスブレークを許すも、逆に５度のブレークを決め、終始リードを守る安定した試合展開で元世界１２位のフルバティを圧倒。危なげなく２回戦へ進んだ。
「標高をちょっと心配していたんだ。こんなに高いところでのプレーをね。標高の高いところではボールが飛んでしまうから、早い展開のテニスだった。だからもっとネットへでるようにしたんだ。それが結構楽しかったよ。」と、標高１７００ｍ以上あるヨハネスブルグでの試合への対策が功を奏したことを語った。２回戦ではＨ・レビ（イスラエル）を7-6 (7-4), 6-2で下したＪ・ウィアンナ（フランス）と対戦する。
第２シードのＤ・フェレール（スペイン）もＫ・ベック（スロバキア）を6-1, 7-5のストレートで、第３シードのＦ・ロペス（スペイン）も予選勝者のＢ・バルレを6-1, 6-7 (5-7), 6-3のフルセットで退け、順当に２回戦へ進んだ。
ロペスは「本当に暑い一日だったから、集中力を維持するのが難しかった。かなりの疲労を感じてしまい、ダブルフォルトやミスを犯して第２セットを落としてしまったんだ。第３セットはサーブの調子が戻って来てくれたから、勝利を掴むことができたよ。」と試合を振り返っていた。
フェレールはⅠ・ナバロ（スペイン）を6-3, 7-5で倒した予選上がりのＦ・プルピックと、ロペスは１日に初戦突破を決めているＢ・カヴチッチとそれぞれ２回戦を行う。
この日は二人のシード勢が初戦敗退を喫した。その金星をあげたのがＤ・ブラウン（ジャマイカ）とＳ・デウバーマン（インド）。ブラウンは第４シードのＭ・キウディネッリ（スイス）を6-4, 3-6, 6-4のフルセットで、デウバーマンは第６シードのＸ・マリス（ベルギー）を6-4, 6-2のストレートで下した。２回戦でブラウンはＬ・レクーデル（フランス）と、デウバーマンはＯ・ドルゴポロフ=ジュニアを5-7, 6-2, 6-3の逆転で退けたＴ・アルベス（ブラジル）と対戦する。
その他の試合では第７シードのルー・イェンスン（台湾）がＪ・ニエミネン（フィンランド）を6-3, 6-2で、Ｂ・パウ（ドイツ）が予選勝者のＦ・ウォルマランスを6-4, 7-5で、主催者推薦のＩ・ヴァンデルメルウェが予選勝者のＮ・オクン（イスラエル）を7-6 (7-5), 7-6 (7-2)で、同じく主催者推薦のＲ・クラーセンがＤ・グエス（フランス）を6-4, 6-3で下し初戦突破を決めた。
ルー・イェンスンはクラーセンと、パウは第５シードのＲ・ラム（アメリカ）と、ヴァンデルメルウェは第８シードのＳ・ロバート（フランス）とそれぞれ２回戦で顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は７万５７００ドル。
（2010年2月3日10時38分）
清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ 
