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男子テニスツアーのメディバンク国際男子（オーストラリア/シドニー、賞金総額３７万２５００ドル、ハード）は１２日、シングルス１回戦残り６試合を行い、第６シードのＶ・トロイキ（セルビア）、第８シードのＢ・ベッカー（ドイツ）らが２回戦進出を決めた。

世界ランク２９位で今大会第６シードのトロイキは同６４位のＦ・セラ（フランス）を7-6(7-5), 6-4で、同３９位で第８シードのベッカーは同７５位で予選勝者のＪ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン）を6-3, 6-3といずれもストレートで下して２回戦進出を決めた。

トロイキは実に２０本ものサービスエースを決めるなど、得意のサーブで終始試合をリード、１時間３４分で勝利を物にした。ベッカーも第１サーブでは７５％、第２サーブでも７４％と高い確率でポイントを獲得し、１時間１３分でチェラを退けた。

トロイキはＭ・バグダティス（キプロス）と、ベッカーはＲ・ガスケ（フランス）と２回戦で対戦する。

この日唯一のシードダウンは第５シードのＳ・クエリー（アメリカ）の身に起きた。波乱を演じたのはＥ・コロレフ（ロシア）で、クエリーを6-2, 5-7, 6-4の１時間４５分で破り、２回戦へ進んだ。コロレフは２回戦で、主催者推薦のＣ・ボール（オーストラリア）を6-4, 7-6(7-4)で下したＭ・フィッシュ（アメリカ）と対戦する。

同じく主催者推薦で出場のＰ・ルクザック（オーストラリア）は世界ランク５１位のＪ・アカスーソ（アルゼンチン）を7-6(7-1), 6-4で下した。残りの試合ではＪ・ベネトー（フランス）がＤ・セラ（イスラエル）を6-3, 6-1と危なげなく勝利を飾った。

ルクザックは第２シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）と、ベネトーは第３シードのＳ・ワウリンカ（スイス）とそれぞれ準々決勝進出を懸けて２回戦で対戦する。

今大会は上位４シード選手は１回戦が免除されており、２回戦からの登場。第１シードで出場予定だったＧ・モンフィス（フランス）が右肩の怪我を理由に急遽欠場することになり、代わってラッキールーザーのＤ・ヒメノ=トラバー（スペイン）が２回戦から出場する。

今大会の優勝賞金は６万７２６０万ドル。