男子テニスツアーのブリスベン国際男子（オーストラリア/ブリスベン、賞金総額４２万４２５０ドル、ハード）は５日、シングルス１回戦残り８試合が行われ、世界ランク４４位のＪ・ブレーク（アメリカ）が同２５位で大会第５シードで後輩のＳ・クエリー（アメリカ）を4-6, 6-3, 6-4の逆転で下し、開幕戦で白星スタートを切った。
現在３０歳のブレークは２００６年１１月に世界ランク最高４位まで登っていた。しかし、昨年は足の指を骨折するなど怪我に見舞われ、夏のアメリカ・シリーズを満足に戦えずランキングを下げてしまった。オフシーズンの調整で本来のプレーを取り戻しつつあるブレークは、伸び盛りで２２歳と若いクエリーに実力の高さを見せつけ、１時間２８分で勝利を飾った。
シード勢としては、第３シードのＧ・モンフィス（フランス）が腰の怪我から復帰したＴ・デント（アメリカ）を7-6 (7-1), 6-7 (5-7), 6-2の接戦で、第４シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）が予選勝者のＮ・リンダール（オーストラリア）を6-2, 6-4で下したが、第６シードのＪ・メルツァー（オーストリア）は予選を勝ち上がったＭ・エブデンに5-7, 1-6で破れ、大会を後にした。
ブレークはＭ・ジケル（フランス）と、モンフィスはＪ・レイスターを6-7(3-7), 7-6(7-5), 7-5で下したＦ・セラ（フランス）と、ベルディフはＭ・フィッシュ（アメリカ）を7-5, 7-5のストレートで破ったＭ・バグダティス（キプロス）と８強入りを懸けて戦う。
残りの試合では、主催者推薦のＣ・ボール（オーストラリア）がＭ・ズベレフ（ドイツ）を7-5, 6-1で、予選勝者のＯ・ドルゴポロフ・ジュニアが主催者推薦のＢ・トミック（オーストラリア）を6-4, 6-4のストレートで下して１回戦突破を決めた。
ボールは第１シードのＡ・ロディック（アメリカ）と、ドルゴポロフ・ジュニアは第２シードのＲ・シュティエパネック（チェコ共和国）と、それぞれ対戦する。
今大会の優勝賞金は６万３８００万ドル。
（2010年1月6日9時49分）
清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ 
