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男子テニスツアーのリヨン・グランプリ(フランス/リヨン、賞金総額65万ユーロ、ハード)は29日、シングルス2回戦6試合が行なわれ、第1シードのJW・ツォンガ(フランス)がO・ロクス(ベルギー)を6-3, 6-2のストレートで破ったほか、5人のフランス勢がベスト8進出を果たした。
ツォンガのほかには、第2シードのG・シモン(フランス)、M・ジケル(フランス)、A・クレマン(フランス)、そしてM・ロドラ(フランス)がこの日の2回戦に勝利、準々決勝進出を決めている。
第4シードのJ・モナコ(アルゼンチン)に6-3, 6-4で勝利したロドラは「ここリヨンでフランス勢が勝ちあがって素晴らしいね。僕らはタイトルからそう遠くはない。地元勢は良いプレーをしているよ。」と自らも含む地元勢の活躍に喜びを見せていた。
第3シードのI・リュビチッチ(クロアチア)はN・キーファー(ドイツ)を6-3, 3-6, 6-1のフルセットで下し、ベスト8に進出している。2007年には今大会で優勝しているリュビチッチは、27本ものサービスエースを決めると、地元勢以外で唯一の今大会ベスト8入りを果たしている。
世界ランク8位のツォンガは、この日の試合で13本のサービスエースを決めるなどサーブが好調、ロクスに1度もブレークを許さないと、わずか64分で勝利を収めた。
ツアー最終戦の出場権争いの渦中にいるツォンガは、準々決勝で同胞のクレマンを迎え撃つ。主催者推薦で出場のクレマンは、第7シードのB・ベッカー(ドイツ)を6-4, 6-3のストレートで下し、準々決勝進出を決めている。
この他の2試合は地元勢対決となり、シモンが予選勝者のD・グエス(フランス)を6-1, 6-2とわずか52分で勝利を収めたほか、ジケルは第6シードのP・H・マチュー(フランス)を6-4, 6-0でそれぞれ下し、ベスト8の座を射止めている。
試合後の会見でジケルは「ほとんど完璧な試合だったね。サーブがとても好調だったし、重要なポイントで積極的だった。今シーズンでベストの試合だった。」と好調さをアピールした。現在32歳とベテランの域に達しているジケルは、2006年と2007年の今大会で2年連続の決勝進出を果たしている。
今大会の優勝賞金は10万3400ユーロ。
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