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女子テニスツアーのチャイナ・オープン女子(中国/北京、賞金総額450万ドル、ハード)は大会2日目の5日に、シングルス2回戦6試合と1回戦残り5試合が行なわれ、2回戦に登場した第1シードのD・サフィーナ(ロシア)、第3シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)が敗れる大波乱が起きた。
世界ランク1位で第1シードのサフィーナを下す波乱を演じたのは同226位で主催者推薦で出場のS・チャンで、7-5, 7-6 (7-5)のストレートで退けて3回戦進出を決めた。先週行われた東レPPOでも、初戦となる2回戦で予選勝者のK・チャンに敗れており、2大会連続して2回戦で大会を去ることとなった。
大金星のチャンは「朝起きたら、試合をしたくて興奮していたの。でも、何も特別な準備もしなかったし、勝てるなんて思ってもみなかった。」と、驚きを語っていた。
一方のサフィーナは、13本ものダブルフォルトを犯すなど、試合の終盤ではイライラが募り、叫び声を上げたほど。「嫌な負けが続いているわ。勝たなければならないような接戦ばかりで、セットポイントやマッチポイントを握りながらも取れずにいる。かなり落胆しているわ。ちょっと休養が欲しいし、自分自身にとても腹立たしい思いよ。」と、素直な気持ちを明かしていた。
今大会で同2位のS・ウィリアムズ(アメリカ)がサフィーナより上の成績を残すと、来週発表のランキングで1位の座が入れ替わることが決まる。この日のサフィーナの敗退で、6日に行われるE・マカロバ(ロシア)との2回戦でセリーナが勝利すると来週には世界ランク1位の座へ返り咲くことになる。
ヴィーナスを下したのは若干18歳のA・パブリュチェンコワ(ロシア)で、3-6, 6-1, 6-4の逆転での勝利だった。パブリュチェンコワは、先週の東レPPOの2回戦でもヴィーナスをストレートで下しており、2週連続での勝利となった。
敗れたヴィーナスは「彼女(パブリュチェンコワ)はとても良いプレーをしていたわ。でも、私は大事なポイントでミスをしてしまった。」と、14本のダブルフォルトをするなど不安定なプレーだったことを振り返った。加えて「彼女は誰と戦っても素晴らしいプレーができるはず。普段なら自分もできるんだけど。」と、パブリュチェンコワを称えていた。
今年2月のバークレイズ・ドバイ・テニス選手権ではヴィーナスに1ゲームしか取れずに敗れていたパブリュチェンコワは「出来る限りシンプルにプレーするようにして、彼女(ヴィーナス)を走らせたの。今日もそれに集中したわ。第1セットはとても攻撃的で、この試合に向けて十分な準備をしていたんだと思う。今日は殺されるんじゃないかと思ったほど。」と、ドバイでの負けから学んだ勝利を冗談も交えながら笑顔で振り返っていた。
チャンは主催者推薦のY・ウィックマイヤー(ベルギー)を5-7, 6-3, 6-3で下したA・クレイバノワ(ロシア)と第14シードのM・バルトリ(フランス)の勝者と、パブリュチェンコワはA・コルネ(フランス)を7-6 (7-0), 6-4で倒したA・ウズニアッキ(カナダ)と3回戦を行う。
その他の2回戦では第6シードのS・クズネツォワ(ロシア)がA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-2, 6-1のストレートで、第16シードのN・リー(中国)がL・サファロバ(チェコ共和国)を4-6, 6-0, 6-4の逆転で下して3回戦進出を決めた。3回戦では、クズネツォワはS・エラーニ(イタリア)を6-3, 6-3のストレートで退けたA・ボンダレンコ(ウクライナ)と、リーは第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)と予選勝者のM・シンク(ハンガリー)の勝者と対戦する。
この日行われた1回戦の結果は以下の通り。
N・ペトロワ(ロシア) (13) ○-× A・クドリャフツェワ(ロシア), 6-1, 5-7, 6-2
D・ハンチュコバ(スロバキア) ○-× C・スアレス・ナバロ(スペイン), 7-5, 6-2
F・スキアボーネ(イタリア) ○-× S・リシキ(ドイツ), 6-0, 1-0 (棄権)
V・キング(アメリカ) ○-× G・ウォスコボエワ(カザフスタン), 6-4, 6-3
今大会の優勝賞金は77万5500ドル。
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