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男子テニスツアーのBCRルーマニア・オープン(ルーマニア/ブカレスト、賞金総額45万ユーロ、クレー)は23日にシングルス1回戦残り2試合を行い、今大会を最後に引退するA・パベル(ルーマニア)が第8シードのP・クエバス(ウルグアイ)に3-6, 6-7 (2-7)で敗れ、14年間のプロ生活に終止符を打った。
現在35歳のパベルは、2004年10月には自己最高の世界ランク13位まで行ったが、現在は646位へと下げている。今大会は主催者推薦で出場しており、現役最後のATPツアー大会として登場した。しかし同59位のクエバスの壁は厚く1時間20分で敗れ、プロ生活の幕を閉じた。今後はルーマニアのデビスカップ・チームの監督として指揮を取る。
「地元ブカレストでキャリア最後の試合を迎えられるのは夢だったんだ。今日の敗戦はちょっと悲しいけど、もうランキングに追われることはなくなった。これからはプレーを楽しむことだけを考えればいいんだ。」と、パベルは正直な感想を述べていた。
クエバスはベスト8入りを懸けて、P・ルクザック(オーストラリア)と2回戦を行う。
残りの1回戦ではS・グロイル(ドイツ)がS・ダルシス(ベルギー)を7-5, 6-3のストレートで下して、初戦突破を決めた。2回戦では第6シードのD・ケレラー(オーストリア)と顔を合わせる。
この日は2回戦4試合も行われ、第2シードのN・アルマグロ(スペイン)が敗れる波乱が起きた。その立役者はF・フォニュイーニ(イタリア)で、アルマグロを6-4, 7-6 (7-3)で倒した。フォニュイーニはM・グラノジェルス(スペイン)を6-1, 6-3と順当な勝ち上がりを見せた第5シードのA・モンタネス(スペイン)と2回戦で戦う。
その他、予選を勝ち上がったS・ベントゥーラ(スペイン)はA・マルティン(スペイン)との試合中、4-5とリードを奪われたところでマルティンが左足を負傷し棄権を申し入れ、ベントゥーラに勝利が転がり込んできた。R・ラミレス=イダルゴ(スペイン)は主催者推薦のM・コピルを6-3, 6-7 (3-7), 6-4で振り切りベスト8入りを決めた。ベスト4入りを懸けてベントゥーラとラミレス=イダルゴが対戦する。
今大会の優勝賞金は7万1700ユーロ。
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