女子テニスツアーの韓国オープン（韓国/ソウル、賞金総額２２万ドル、ハード）は２２日、シングルス１回戦１４試合が行われ、予選を勝ち上がった瀬間友里加（日本）が第３シードのＦ・スキアボーネ（イタリア）に臨んだが、1-6, 4-6で破れ、初戦突破とは行かなかった。
今季最後のグランドスラムであるＵＳオープンでも見事に予選を勝ち上がり、自身初の４大大会本戦の舞台に立った瀬間だったが、この日は世界ランク２４位のスキアボーネに２度のブレークを奪うも５度のブレークを許すなど力の差を見せ付けられ、１時間１４分で敗退する結果となった。
スキアボーネは２回戦で昨年度チャンピオンのＭ・キリレンコ（ロシア）と対戦する。キリレンコはこの日、予選を勝ち上がったＳ・ファーガソン（オーストラリア）を4-6, 6-1, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。第１セットこと硬さが見えたキリレンコだったが、第２セットでリズムを掴むと、その後はファーガソンを圧倒。２時間４１分で勝利を物にした。
同じく予選を勝ち上がった波形純理（日本）だったが、Ｙ・チャン（台湾）に3-6, 3-6のストレートで破れ、２００６年のジャパン・オープン以来となる自身２度目のＷＴＡ本戦勝利とは行かなかった。チャンはＡ・ヘインズ（アメリカ）を7-6 (7-5), 6-2で下した第６シードのＡ・パブリュチェンコワ（ロシア）との２回戦に臨む。
第２シードのＡ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）もＡ・ペトコビッチ（ドイツ）を6-3, 6-4の１時間２８分で下したが、この日唯一のシードダウンが第４シードのＳ・シルステア（ルーマニア）に起きた。２００６年４月に自己最高１４位まで行ったＡ・グローネフェルド（ドイツ）がシルステアを7-6 (7-3), 3-6, 6-3と、２時間１９分の接戦で倒した。
メディーナ=ガリゲスは主催者推薦のＹ・ミを6-0, 6-3で一蹴したＭ・ショーネシー（アメリカ）と、グローネフェルドはＶ・クツゾワ（ウクライナ）を6-4, 6-3で下した予選勝者のＫ・チャン（台湾）と２回戦を行う。
その他のシード勢は順当に初戦突破を果たした。第５シードのＡ・クレイバノワ（ロシア）はＫ・シュレボトニック（スロベニア）を6-2, 6-3で、第７シードのＶ・ドゥシェヴィナ（ロシア）がＵ・ラドワンスカ（ポーランド）を6-3, 6-1で、第８シードのＳ・バンマー（オーストリア）がＥ・マカロバ（ロシア）を2-6, 6-4, 6-4の逆転で２回戦へ進んだ。
クレイバノワはクルム伊達公子（日本）と主催者推薦のＹ・リーの勝者と、ドゥシェヴィナはＭ・ヨハンソン（フランス）を6-2, 7-5で破ったＡ・セバストバ（ラトビア）と、バンマーはＡ・ブリアンティ（イタリア）を6-2, 6-2で下したＭ・リバリコワ（スロバキア）とそれぞれ２回戦で戦う。
残りの試合ではＣ・シーパース（南アフリカ）が主催者推薦のＳ・キムと6-1, 6-3と危なげなく下して２回戦へ進んだ。シーパースは第１シードのＤ・ハンチュコバ（スロバキア）と森田あゆみ（日本）の勝者と２回戦で対戦する。
今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。
（2009年9月23日10時13分）
清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ 
