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元世界ランク9位のP・スリチャパン(タイ)がインタビューに答え、引退を否定しながらも、ツアーへの復帰について遅らせることを表明した。30歳のスリチャパンは、2007年3月に手首の故障の為ツアーから離脱している。
「引退はしないよ。本当に自分の準備が整ったときに復帰したいんだ。」と語るスリチャパンは、2007年にロサンゼルスで手首の手術を受けているほか、今年もバンコクで手術に臨んでいた。
昨シーズンに復帰を目論んでいたスリチャパンであったが、それを今年9月に行われるタイ・オープンまで遅らせていた。しかし今は、2010年シーズンでの復帰と見るのが現実的だ。「僕の手首は日に日に良くなっているけど、以前のようなボールが打てるようにはなっていません。タイ・オープンで復帰したかったですが、現状だと、今年中に復帰できる確率は50%といったところです。」とスリチャパン。
また、これだけ長いツアーからの離脱と、30歳を超える年齢であってもスリチャパンは復帰後の成功を疑ってはいない。「年齢は何でもない、ただの数字です。ランキングもトップ80でプロテクトされているし、そのチャンスをいつでも使えます。」
元ミス・ユニバースであるナタリーさんと結婚しているスリチャパンは、ツアーから離れている間、地元タイのスポーツショーに出演したり、最近ではイタリアン・レストランを開店するなど、すでに引退後の生活を始めているかのようだった。
スリチャパンはアジア出身の男子選手として、初めて世界トップ10の壁を打ち破った選手として知られている。また、これまでツアーで5度の優勝を飾っており、最後の優勝は2004年のノッティンガム大会でのもの。
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