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女子テニスツアーのバンク・オブ・ウエスト・クラシック(アメリカ/スタンフォード、賞金総額70万ドル、ハード)は31日、シングルス準々決勝が行なわれ、ノーシードのS・ストザー(オーストラリア)が、第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)に6-2, 3-6, 6-2とフルセットで勝利、ベスト4進出を決めた。
ダブルスでは22のツアータイトルを持ちつつも、シングルスではいまだにツアー優勝を果たしていないストザーが、今大会最大の番狂わせを演出した。
試合後の会見でストザーは「私のキャリアでも最も大きな勝利の一つです。私達は常に最高のパフォーマンスを発揮できるわけではありません。多分、今日の彼女はベストではなく、私はとても良いプレーが出来たのでしょう。」と喜びを謙虚に語った。
ストザーとセリーナは、今季初めのシドニー大会でも対戦しており、その時はストザーが4本のマッチポイントを握りつつも勝ちきれず、セリーナがフルセットで勝利していた。
グランドスラム通算11勝を誇るセリーナは「彼女にはたくさんのラッキーショットがあったわね。」とコメントしつつも「彼女は良いプレーをしていたし、何も間違ったことをしていなかったわ。彼女は力の限りにボールをハードヒットしていて、リズムを掴ませてくれなかった。」と素直に負けを認めていた。
第4シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)と第8シードのM・バルトリ(フランス)の一戦は、バルトリが3-6, 7-6 (7-3), 6-3の逆転で制し、ベスト4の座を勝ち取っている。世界ランク15位のバルトリは、同6位のヤンコビッチに対し4連勝としている。「初めて彼女と対戦したときは、簡単にやられてしまったの。彼女は私をコート中に走らせ、体力を消耗させたの。トレーニングで体を絞ったら、これまで以上に走れるようになったわ。」とバルトリは語った。
第3シードのE・デメンティエワ(ロシア)は、D・ハンチュコバ(スロバキア)を6-2, 6-4のストレートで下し、ベスト4進出を決めている。「外は暑く感じて、サーブに苦労したわ。だけどストレートで勝てて良かったし、準決勝のために体力を温存できたわ。試合をするのが楽しみです。」とコメントしたデメンティエワは、準決勝で第2シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。
この日のナイトセッションに登場したヴィーナスは、元女王のM・シャラポワ(ロシア)を6-2, 6-2のストレートで下し、準決勝進出を果たしている。
今大会の優勝賞金は10万7000ドル。
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