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テニス大会への賭博の疑いで出場停止中だったM・モンコート(フランス)が遺体で発見された。24歳だった。
フランステニス協会は火曜日、モンコートが昨晩に死亡したことが確認されたが、死因は不明であり検死解剖が行われる予定であると発表した。
地元フランスのメディアによると、世界ランク119位のモンコートは、彼のガールフレンドによって彼の自宅であるパリのマンションの吹き抜け部分で遺体となっているところを発見された。今年5月、モンコートは賭博行為により5週間の出場停止と1万2000ドルの罰金をいう処罰を決定されており、今週月曜から出場停止となっていた。
フランステニス協会は「我々は深い悲しみとともに、モンコートの突然の死から学ぶべきことだ。マシュー(モンコート)は熱心な若者で、情熱に溢れ、とても人に好かれており、そして彼の優しさや礼儀正しさは賞賛に値した。」と声明を発表した。
ジュニア時代から対戦をしてきたR・ナダル(スペイン)は「今朝は最悪のニュースで目が覚めた。僕らの友達であるモンコートの死について聞いて、いまだ衝撃が冷めやらない。信じられない。」と自らのウェブサイト上でコメントしている。
モンコートは全仏オープンの期間中、3ドル以上の賭けはしたことがないのに処罰が厳しすぎると抗議しており、自分の試合には賭けたことがない事実がATPにより確認されていた。
スポーツ仲裁裁判所は、モンコートは2005年に36大会で合計192ドルの賭けに興じたとし、モンコートの出場停止を8週間から5週間に減刑していた。
現在開催中である、男子テニスツアーのキャンベル殿堂テニス選手権では、火曜日の試合前、モンコートの冥福を祈るために黙祷が捧げられた。
同大会に出場しているF・サントロ(フランス)は「本当に悲しい。彼とはローラン・ギャロス(全仏オープンの会場)で初めて練習をしたんだ。」と悲しみのコメント。
またATPツアーの役員であるJ・ギメルストブ(アメリカ)は「テニス界はとても密接な関係で成り立っており、我々の仲間をこんなに若い年齢で失うのは、誰にとっても辛い出来事だ。」と声明を発表している。
テニスに対する賭博の取り締まりに関しては、2007年にトップ選手の1人であるN・ダビデンコ(ロシア)が事件に巻き込まれた事件により注目され、より強化されたいた。この事件は、通常の10倍以上である700万ドルという大金がダビデンコの格下である相手に賭けられ、ダビデンコが敗退したというもの。
この事件については1年以上も捜査が続けられ、昨年9月にダビデンコの潔白が証明されている。
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