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5年前に全仏オープンで優勝を果たしたG・ガウディオ(アルゼンチン)。そのガウディオが今年の全仏オープンでワイルドカード(主催者推薦枠)を獲得した。
30歳になったガウディオは度重なる故障により、全盛期は5位だったランキングは現在395位まで下降している。ツアーで8勝しているガウディオは2004年の全仏でG・コリア(アルゼンチン)を下して優勝した。しかし2005年以降、タイトルから見離されている。
全仏オープンは過去の優勝者に対するワイルドカードの発布を続けており、昨年は引退記念として、同大会で3度優勝しているG・クエルテン(ブラジル)に出場権が与えられていた。
現在、R・ナダル(スペイン)が4連覇を続けている全仏だが、その連覇が始まる直前に優勝したのがガウディオだった。
そのナダルは「彼(ガウディオ)はワイルドカードに値すると思う。過去に優勝しているし、すばらしいクレーコート選手だ。もし誰かがワイルドカードに値するとしたら彼がそれに該当すると思うし、実際に彼が出場することになってうれしい。彼は人間的にも優れている。」と話している。
その他、8本あるうちの2本のワイルドカードはJ・アイズナー(アメリカ)と10代のB・トミック(オーストラリア)に与えられた。これはフランス・アメリカ・オーストラリアの各テニス連盟間の協定に基づいている。
残りの5本は地元出身のA・マンナリノ(フランス)、J・ウィアンナ(フランス)、L・レクーデル(フランス)、G・ルフィン、A・シドレンコ(フランス)に付与された。
一方、女子部門では、上記協定に基づくL・エンブリーとO・ロゴウスカ(オーストラリア)に対するものに加え、地元選手6人にそれぞれワイルドカードが発布されている。
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