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男子テニスツアーのATPが統括する引退した選手達で争われるシニアツアーの『ATPチャンピオンズ・ツアー』は、来週末5月21日から24日かけて、ブラジルはサンパウロで第2戦が行われ、2006年に同ツアーの年末ランキング1位だったM・リオス(チリ)が今季初参戦する。
2006年に30歳の若さで同ツアーのドーハ大会でデビューしたリオスは、デビュー戦を優勝で飾り、その後5大会でもタイトルを獲得し、何とデビューから6大会連続優勝を果たすなど、同年は圧倒的な1位でシーズンを終えた。
現役時代はグランドスラム優勝こそなかったが、1998年3月に南米出身選手として初めて世界ランク1位に就いた。2006年にシニア・ランキングで1位になったことで、ジュニア・ランキング、ATPランキング、シニア・ランキングと3階級で1位になった最初の選手となった。
また同大会では、T・エンクヴィスト(スウェーデン)がシニアツアー・デビューを飾る。1999年の全豪オープンで準優勝を飾ったエンクヴィストは、同年11月に自己最高位の4位に上り詰めた選手で、キャリア通算19回のツアー優勝を誇が、2005年のシーズンを最後に引退していた。
同大会は8選手が2グループに分かれリーグ戦を行い、1位同士が決勝戦へ、2位同士が3位決定戦を行う。出場選手は、Aグループにはリオス、H・ルコント(フランス)、F・メリジェニ、G・ブルームが、Bグループにはエンクヴィスト、E・サンチェス、P・ハールハウス、S・ブルゲラ(スペイン)が出場する。
大会初日の21日にリオスはブルームと、エンクヴィストはハールハウスと対戦し、大会がスタートする。大会最終日の24日には、ダブルスのエキシビションを行ってから、3位決定戦と決勝戦が行われる。
今シーズン第1回大会は、4月16日から19日にスペインはバルセロナで行われ、F・マンティヤ(スペイン)がA・コスタ(スペイン)を下して優勝し、M・グスタフソンがA・ヤリードを下して3位になっている。
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