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今年8月31日から開幕する今季最後のグランドスラムであるUSオープンは、これまでUSAネットワークが放送していたが、今年から6年間の契約でESPNが放送することが決まり、そのコメンテーターとしてJ・マッケンロー(アメリカ)が起用されることが明らかになった。
彼の弟であるP・マッケンロー(アメリカ)は1995年からESPNでアナリストとして契約し、現在はアメリカのデビスカップ・チームの監督も行っているため、兄弟そろっての登場も可能性が高くなりそうだ。
ESPNがUSオープンを放送することで、今年は4大大会全てを放送することとなった。これは1つの局では初めてのこと。
USオープンで4度の優勝を誇るマッケンローとESPNとの関係が始まったのは、彼が現役の頃にさかのぼる。1979年9月にデビューしたESPNは、1週間後に初めてテニス放送を行い、それが彼の試合だった。
デビスカップでも、1982年にセントルイスで行われた準々決勝の対スウェーデンのM・ビランデル(スウェーデン)戦と、1987年にコネチカット州で行われたドイツ戦のB・ベッカー(ドイツ)との試合は、いずれも6時間を越えるデビスカップの歴史に残る熱戦で、その2試合もESPNが放送していた。
「USオープンは自分にとってとても特別なもの。ニューヨークの街も大好きだし、そこでプレーした試合やこれまで長年行ってきたコメンテーターとしての仕事のどれも素晴らしい思い出。こうしてESPNの一員として2週間USオープンの興奮と情熱を伝えることに携われることを光栄に思っている。」と、語るマッケンロー。
今年の2月に50歳になった彼だが、未だにシニアツアーで元気なプレーを見せている。そのシニアツアーでさえ最年長選手として出場しているものの、今季2大会に出場し準優勝と優勝を飾る活躍を見せている。
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