男子テニスツアーのテルメックス杯（アルゼンチン/ブエノス・アイレス、賞金総額６０万ドル、クレー）は１７日、シングルス１回戦が行われたが、シード選手が次々に敗退する波乱の一日だった。
この日は、シード選手７人の内４人が敗れる結果となり、その中には今大会を２度制しているＣ・モーヤ（スペイン）や、第２シードのＮ・アルマグロ（スペイン）が含まれている。
０３年と０６年にこの大会を制している、第４シードでベテランのモーヤは、Ｍ・ゴンサレス（アルゼンチン）に4-6, 4-6のストレートで敗北した。３２歳で元世界ランク１位、シングルスタイトルも２０を数えるモーヤだが、２００７年７月のウマグ大会以来、優勝から遠ざかっている。
クレー巧者として知られるアルマグロは、昨年の今大会２回戦で勝利していた世界ランク７７位のＯ・エルナンデス（スペイン）に2-6, 6-1, 3-6で敗れ、大会を後にした。
その他では、第８シードのＥ・シュワンク（アルゼンチン）が3-6, 7-6, 0-6でＰ・クエバス（ウルグアイ）に敗北、第６シードのＡ・モンタネス（スペイン）はＭ・バッサロ=アルグエッロ（アルゼンチン）に2-6, 3-6で完敗し、１回戦で姿を消した。
先週のブラジル・オープンで優勝を果たした、第３シードのＴ・ロブレド（スペイン）は第１セットを落とすも、Ｐ・スタラーチェ（イタリア）を相手に5-7, 6-3, 6-3で勝利し、２回戦進出を決めた。
２００７年の今大会覇者であるＪ・モナコ（アルゼンチン）は、Ｓ・ロイトマン（アルゼンチン）に対し6-0, 6-0と、２００７年４月以来となるＡＴＰツアーでのダブルベーグルを達成、５８分で２回戦進出を決めた。
今年はノーシードで出場しているモナコは、昨年の今大会では１回戦でＡ・カイエリ（アルゼンチン）に敗れていた。
昨年の決勝でＤ・ナルバンディアン（アルゼンチン）と対決したＪ・アカスーソ（アルゼンチン）は、Ｄ・ムニョス-デラナバ（スペイン）を相手に１時間５０分の死闘を繰り広げ、6-2, 7-6 (7-4)で押し切り、２回戦進出を決めている。第５シードのアカスーソの次戦の相手は、Ｐ・アンジャー（スペイン）を6-3, 6-2で破ったＦ・フォニュイーニ（イタリア）。
第７シードのＭ・グラノジェルス（スペイン）はＴ・ベルッチ（ブラジル）に7-5, 7-5で勝利している。
他の試合結果は以下のとおり。
Ｄ・ヒメノ=トラバー（スペイン） ○-× Ｇ・ガウディオ（アルゼンチン）, 6-2, 4-6, 6-2
Ｄ・ジャンケラ（アルゼンチン） ○-× Ｎ・マス（チリ）, 3-6, 6-4, 6-4
Ｆ・フェレーロ ○-× Ⅰ・ナバロ（スペイン）, 1-6, 6-4, 6-2
今大会の優勝賞金は９万３９００ドル、優勝ポイントは２５０。
（2009年2月18日12時09分）
清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ 
