今年最初のグランドスラム、全豪オープン（オーストラリア/メルボルン）が１９日に開幕、男子シングルス１回戦が行なわれ、第２シードのＲ・フェデラー（スイス）がナイトセッションに登場、Ａ・セッピ（イタリア）6-1, 7-6 (7-4), 7-5のストレートで下し、通算１４度目のグランドスラム制覇に向け、順当に勝ち進んだ。
この試合でフェデラーは、第１セットをわずか２４分で先取したものの、続く２セットでは思わぬ苦戦を強いられた。第３セット第１０ゲームでマッチポイントを握ったフェデラーだったが、これを逃すと次ゲームではブレークピンチを迎えてしまう。しかし、このピンチを凌いだフェデラーは、続くセッピのサービスゲームをブレークし、試合に終止符を打った。
第１セットこそ楽に取ったものの、慣れないナイトセッションに苦労したフェデラーは、「再び夜の試合に慣れなければならなくて、試合の序盤から自分のリズムに乗るようにした。良い試合だったと思う。セッピは良いボールを打ってきたし、タフな相手だった。接戦だったし、第２セットがキーポイントだった。彼にもチャンスがあったし、それを凌げたの良かった。サーブも良かったし、自分のプレーには満足している。今日はとても走らされたし、守備に回されることもあった。セッピの弱点を見つけるのは大変で、とても走らされたよ。」とコメントした。
今大会４度目の優勝を狙うフェデラーは、元王者のＣ・モーヤ（スペイン）を6-3, 6-1, 7-6, (9-7)で下した、予選勝者のＥ・コロレフ（ロシア）と２回戦で対戦する。
第３シードでディフェンディング・チャンピオンのＮ・ジョコビッチ（セルビア）は、世界ランク２２０位のＡ・ストッピーニを6-2, 6-3, 7-5で下し、こちらも順当な勝ち上がりをみせた。「ディフェンディング・チャンピオンのプレッシャーはあったけど、今日の試合には影響しなかったね。まだ調子が上がらないけど、少しずつ良くなっている。」と連覇に向けての意欲を語った。
そのジョコビッチは２回戦で、Ｊ・シャーディ（フランス）と対戦する。シャーディは、Ｍ・ダニエル（ブラジル）を6-4, 6-4, 6-1で下し、２回戦に駒を進めている。
この日のセンターコートのオープニング・マッチに登場した、第７シードのＡ・ロディック（アメリカ）は、予選勝者のＢ・レンクイストを6-0, 6-2, 6-2と圧倒し２回戦に進出、Ｍ・ロドラ（フランス）を7-6 (10-8), 6-1, 6-1で破ったＸ・マリス（ベルギー）と顔を合わせることになった。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン） (8) ○-× Ｍ・ズベレフ（ドイツ）, 6-3, 6-4, 6-2
Ｄ・ナルバンディアン（アルゼンチン） (10) ○-× Ｍ・ジケル（フランス）, 6-1, 4-6, 6-2, 6-3
Ｄ・フェレール（スペイン） (11) ○-× Ｄ・グレメルマイヤー（ドイツ）, 6-1, 6-7 (6-8), 6-1, 6-7 (4-7), 6-4
Ｓ・ワウリンカ（スイス） (15) ○-× Ｉ・ミナール（チェコ共和国）, 6-1, 2-6, 7-5, 7-6 (11-9)
Ｒ・ソデルリング（スウェーデン） (16) ○-× Ｒ・ケンドリック（アメリカ）, 5-7, 6-4, 6-4, 7-5
Ｍ・チリッチ（クロアチア） (19) ○-× Ｋ・アンダーソン（南アフリカ）, 6-3, 6-2, 6-7 (4-7), 6-3
Ｔ・ベルディフ（チェコ共和国） (20) ○-× Ｒ・ジネプリ（アメリカ）, 6-4, 6-4, 6-3
Ｔ・ロブレド（スペイン） (21) ○-× Ｂ・レイノルズ（アメリカ）, 6-2, 7-5, 6-1
Ｍ・フィッシュ（アメリカ） (23) ○-× Ｓ・グロス（オーストラリア）, 6-7 (3-7), 6-4, 7-5, 6-0
Ｍ・サフィン（ロシア） (26) ○-× Ⅰ・ナバロ（スペイン） Pastor, 6-3, 6-3, 6-4
Ｇ・ミュラー（ルクセンブルグ） ○-× Ｆ・ロペス（スペイン） (27), 6-3, 7-6 (7-5), 4-6, 4-6, 16-14
Ｐ・Ｈ・マチュー（フランス） (28) ○-× Ｊ・ニエミネン（フィンランド）, 6-2, 4-1, 途中棄権
Ｐ・コールシュライバー（ドイツ） (32) ○-× Ｓ・クエリー（アメリカ）, 7-6 (8-6), 6-3, 6-2
Ｇ・ガルシア=ロペス（スペイン） ○-× Ａ・カイエリ（アルゼンチン）, 3-6, 7-6 (7-5), 6-2, 6-0
Ｂ・ダブル（アルゼンチン） ○-× Ｐ・ペッツシュナー（ドイツ）, 6-1, 6-2, 6-4
Ｂ・クライン（オーストラリア） ○-× Ｂ・パウ（ドイツ）, 6-4, 6-3, 4-6, 6-3
Ｄ・フルバティ（スロバキア） ○-× Ｊ・アイズナー（アメリカ）, 7-6 (7-4), 2-6, 6-2, 7-5
Ｊ・ティプサレビッチ（セルビア） ○-× Ｏ・エルナンデス（スペイン）, 4-6, 6-1, 6-3, 4-6, 6-0
Ｂ・トミック（オーストラリア） ○-× Ｐ・スタラーチェ（イタリア）, 7-6 (7-5), 1-6, 7-6 (7-5), 7-6 (8-6)
Ｆ・マイヤー（ドイツ） ○-× Ｌ・オーハブ, 6-2, 6-1, 6-2
Ｓ・ボレッリ（イタリア） ○-× Ｋ・フリーゲン（ベルギー）, 7-6 (7-5), 7-6 (7-3), 7-5
Ｆ・サントロ（フランス） ○-× Ｊ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）, 6-3, 6-2, 6-7 (5-7), 6-2
Ｖ・トロイキ（セルビア） ○-× Ａ・マルティン（スペイン）, 6-3, 3-6, 6-2, 6-4
Ａ・ディリック（アメリカ） ○-× Ｔ・デント（アメリカ）, 6-4, 3-6, 4-6, 6-3, 6-4
Ｍ・バグダティス（キプロス） ○-× Ｊ・ベネトー（フランス）, 6-3, 7-6 (7-5), 6-2
ルー・イェンスン（台湾） ○-× Ｔ・ベルッチ（ブラジル）, 6-3, 7-5, 6-4
今大会の優勝賞金は２００万豪ドル。
（2009年1月20日10時24分）
清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ 
