男子テニスツアーのハイネケン・オープン（ニュージーランド/オークランド、賞金総額４８万７５０ドル、ハード）は１３日、シングルス１回戦残り８試合を行い、昨年度覇者で２連覇を狙う第５シードのＰ・コールシュライバー（ドイツ）がＤ・フルバティ（スロバキア）を6-1, 6-2とわずか５２分で一蹴して２回戦進出を決めた。
現在世界ランク３３位のコールシュライバーは、サービス・エース３本を決め、第１サーブでは８９％、第２サーブでも５７％と高い確率でポイントを獲得し、１度も相手にブレーク・ポイントを握らせない完璧なテニスを見せた。フルバティは先週、パースで行われたエキシビションのホップマン・カップで、Ｄ・チブルコワ（スロバキア）とのチームで、Ｍ・サフィン（ロシア）とＤ・サフィーナ（ロシア）のロシアを破り、スロバキアに３度目の優勝カップをもたらす活躍を見せていた。
コールシュライバーは２回戦では元世界ランク１位のＪ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）と対戦する。フェレーロは１回戦で、錦織圭（日本）が試合途中で右腕に痛みを訴え棄権を申し入れての勝ち上がり。両者は昨年の今大会の決勝戦でも顔を合わせており、２年連続の対戦となる。
その他のシード勢では、第７シードのＡ・モンタネス（スペイン）がＪ・アイズナー（アメリカ）に6-7 (4-7), 5-7で敗れる波乱に見舞われたが、第８シードのＪ・モナコ（アルゼンチン）はＶ・ハネスク（ルーマニア）を6-3, 6-4のストレートで下して２回戦へ進んだ。アイズナーはＲ・ジネプリ（アメリカ）と、モナコはＶ・トロイキ（セルビア）とベスト８入りを懸けて戦う。
その他の試合ではＥ・ガルビス（ラトビア）がＭ・グラノジェルス（スペイン）を6-4, 6-7 (5-7), 6-1で下し、２回戦では第１シードのＪ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）と、Ｍ・ジケル（フランス）がＡ・カイエリ（アルゼンチン）を3-6, 6-4, 6-4で倒し、第２シードのＤ・フェレール（スペイン）と２回戦を行う。
Ｂ・レイノルズ（アメリカ）がＯ・エルナンデス（スペイン）を7-6 (7-4), 5-7, 6-2で、ルー・イェンスン（台湾）がＳ・ダルシス（ベルギー）を7-6 (7-5), 6-2で、Ｇ・ミュラー（ルクセンブルグ）がＦ・セラ（フランス）を6-3, 6-4でそれぞれ下して２回戦へ駒を進めた。２回戦ではレイノルズが第３シードのＲ・ソデルリング（スウェーデン）と、ルーが第４シードのＮ・アルマグロ（スペイン）と、ミュラーが第６シードのＳ・クエリー（アメリカ）と顔を合わせる。
今大会のシングルス優勝賞金は７万８０００ドル。優勝により獲得するランキングポイントは２５０となっている。
（2009年1月14日6時15分）
清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ 
