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11月19日から22日にUAEはドバイで行われた男子シニア・ツアー『アウトバック・チャンピオン・シリーズ』の最終戦は、シリーズ主催者のJ・クーリア(アメリカ)とデビュー戦となったS・エドバーグ(スウェーデン)の元世界ランク1位同士の決勝戦となり、6-3, 6-4でクーリアが有終の美を飾った。
シングルスには6選手が出場し、3選手ずつ2グループに分かれてラウンドロビンを行い、1位同士が決勝戦を、2位同士が3位決定戦を行った。共に2勝0敗で臨んだ決勝戦は、現在38歳のクーリアが同42歳のエドバーグをストレートで下し、今季4度目の優勝を決め5万4000ドルを手にし、年間ランキングも1位でシーズンを終え、ボーナス1万ドルも獲得した。
「彼(エドバーグ)は常にネットでプレッシャーを掛けてきたんだ。だから良いサーブを打つ必要があった。それが成功したから勝利を手にできた。彼のボレーは神業さ。今までみたボレーの中で最高だったね。優勝でシーズンが終われて、とても嬉しいよ。」とクーリアはエドバーグのプレーを称賛していた。
今大会がシニア・ツアーのデビュー戦となったエドバーグは、「今日は良いプレーができた。結局あまりチャンスは無かったし、彼(クーリア)は、各ポイントで素晴らしいプレーをしていた。パッシング・ショットのキレは抜群だったね。近い将来また彼とシングルスをしたいよ。」と、試合を楽しんでいた。
3位決定戦は、昨年の今大会のチャンピオンであるP・ハールハウスが、A・ヤリードと8-5(8ゲーム先取の1セットマッチ)で下した。
今季3月のフロリダ大会から始まり8大会を行ったこのシニア・ツアーは、今大会をもってシーズンを終えた。今季の優勝者はクーリアに加えて、T・マーチン(アメリカ)、J・マッケンロー(アメリカ)(2勝)、P・キャッシュ(オーストラリア)。エドバーグに加えて、P・サンプラス(アメリカ)もシニア・ツアー・デビューを飾り、その他、G・イバニセビッチ(クロアチア)やM・ビランデル(スウェーデン)も参加していた。
来シーズンは、3月12日から15日までブラジルはリオデジャネイロで開幕戦を行い、翌週18日から22日にはメキシコのロスカボスで、シーズン2大会目の開催が決まっている。
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