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男子テニスツアーのタイ・オープン(バンコク/タイ、賞金総額57万6000ドル、ハード)は24日、シングルス2回戦に第2シードのJW・ツォンガ(フランス)が登場、予選を勝ち上がったL・ドロウィー(チェコ共和国)との接戦を7-6 (11-9), 3-6, 7-6 (7-1)で制し、同胞で第4シードのG・モンフィス(フランス)と共にベスト8入りを決めた。
世界ランク20位で23歳のツォンガは、年初の全豪オープンで快進撃を見せ、今大会第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)に敗れはしたものの、準優勝を飾る幸先の良いスタートを切っていた。しかし5月に膝の怪我で戦線離脱を余儀なくされ、手術まで強いられるなど、先月行われたUSオープン(3回戦敗退)でやっと復帰を果たした。上位4シード選手は1回戦が免除されているため、この試合が初戦となったツォンガだったが、同166位のドロウィーを辛勝で退けた。
一方、同じく2回戦に登場した第4シードのモンフィスは、R・ケンドリック(アメリカ)を6-4, 7-6 (7-4)のストレートで下し、順当に準々決勝へ駒を進めた。22歳のモンフィスは、地元の全仏オープンでは4強入りを果たし、北京五輪でもベスト8入りするなどしており、この日もその実力の高さを見せつけ、28歳のケンドリックから勝利を獲得した。
この日はシングルス1回戦残り5試合も行われ、今大会でATPデビューを飾った、第1シードのジョコビッチの弟で、若干17歳のマルコ・ジョコビッチだったが、ランキング33位で第5シードのJ・ニエミネン(フィンランド)に2-6, 0-6とわずか48分で敗退し、苦いデビュー戦となってしまった。シーズン初戦のアデレードで、準優勝を上げたニエミネンだったが、それ以降ベスト8の壁を突破しておらず、今大会では上位進出を目指し、2回戦でN・マウと顔を合わせる。
その他の試合では、第8シードのJ・メルツァー(オーストリア)がD・ヤング(アメリカ)を6-3, 6-3で、S・ボレッリ(イタリア)がT・ベルッチ(ブラジル)を6-3, 6-3で、V・トロイキ(セルビア)がベテランのF・サントロ(フランス)を7-6 (7-4), 6-2で、M・ズベレフ(ドイツ)が主催者推薦のR・スミーツ(オーストラリア)を6-4, 6-4と、いずれもストレートで下し、初戦突破を果たした。
今大会の優勝賞金は9万4000ドル。
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