ＵＳオープン大会第１日目の２５日、男子シングルス１回戦が行われ、日本勢から唯一出場している錦織圭（日本）が登場、第２９シードのＪ・モナコ（アルゼンチン）を6-2, 6-2, 5-7, 6-2で退け、初のグランドスラム初戦突破を果たした。
今季のウィンブルドンに続き、２度目のグランドスラム本選出場となった錦織はこの日、９本のダブルフォルトを犯しつつも、３９本のウィナーを決め、世界ランク３２位のモナコからグランドスラム初勝利を手に入れた。
日本人男子のグランドスラム初戦突破は、２００５年の全豪オープンの鈴木貴男（日本）以来となり、ＵＳオープンに限ると１９９３年の松岡修造（日本）以来となった。錦織の２回戦の相手には、世界ランク１００位のＲ・カラヌシッチ（クロアチア）に決まった。カラヌシッチは、Ｒ・スウィーティング（アメリカ）を7-5, 7-5, 3-6, 6-2で破っての勝ち上がり。
この日のデイセッションには、第１シードのＲ・ナダル（スペイン）も登場し、世界ランク１３６位のＢ・パウ（ドイツ）を7-6 (7-4), 6-3, 7-6 (7-4)のストレートで下し、２回戦に進出している。ナダルは、３７本のウィナーに対し、３５本の凡ミスを犯すなど、本調子とはいえないものの、２時間５９分で勝利を収めた。
この他に登場した上位シード勢では、第４シードのＤ・フェレール（スペイン）がＭ・バッサロ=アルグエッロ（アルゼンチン）を7-6 (7-1), 6-2, 6-2で、第６シードのＡ・マレー（英国）がＳ・ロイトマン（アルゼンチン）を6-3, 6-4, 6-0で、第７シードのＤ・ナルバンディアン（アルゼンチン）がＭ・ダニエル（ブラジル）を6-1, 6-2, 6-4で、それぞれ下し、順当な勝ち上がりを見せている。
また、この日のナイトセッションでは、第９シードのＪ・ブレーク（アメリカ）と、地元アメリカ期待の若手、１９歳のＤ・ヤング（アメリカ）の１回戦が予定されている。
この他、終了した試合の結果は以下の通り。
男子シングルス 第一回戦
Ｓ・ワウリンカ（スイス） (10) ○-× Ｓ・ボレッリ（イタリア）, 7-6 (7-5), 6-3, 6-3
Ｇ・シモン（フランス） (16) ○-× Ｍ・グラノジェルス（スペイン）, 6-4, 6-3, 5-7, 6-2
Ｐ・コールシュライバー（ドイツ） (25) ○-× Ｌ・オルナ（ペルー）, 6-2, 6-3, 6-2
Ｊ・メルツァー（オーストリア） ○-× Ｆ・ロペス（スペイン） (27), 4-6, 7-6 (7-5), 6-2, 2-6, 6-4
Ｇ・モンフィス（フランス） (32) ○-× Ｐ・クエバス（ウルグアイ）, 6-4, 6-4, 6-1
Ｒ・デハー（アメリカ） ○-× Ｏ・ロクス（ベルギー）, 7-6 (7-4), 5-7, 6-4, 3-6, 6-4
Ａ・ゴルベフ（カザフスタン）（カザフスタン） ○-× Ｂ・エヴァンス（アメリカ）, 6-4, 6-3, 6-2
Ａ・ベック（ドイツ） ○-× Ｊ・アイズナー（アメリカ）, 7-6 (7-5), 6-4, 7-6 (7-3)
Ｗ・オディスニク（アメリカ） ○-× Ｆ・フォニュイーニ（イタリア）, 2-6, 6-0, 4-6, 6-3, 6-4
Ｊ・アカスーソ（アルゼンチン） ○-× Ｍ・ベレー（ドイツ）, 6-4, 6-2, 6-2
Ｍ・ロドラ（フランス） ○-× Ｔ・ガバシュビリ（ロシア）, 6-3, 5-7, 7-6 (7-5), 7-6 (7-4)
Ｔ・ベルッチ（ブラジル） vs. Ｏ・エルナンデス（スペイン）, 6-3, 6-7 (5-7), 6-4, 1-0
Ｅ・コロレフ（ロシア） ○-× Ｒ・ソデルリング（スウェーデン）, 7-6 (7-4), 6-3, 7-6 (11-9)
Ｖ・トロイキ（セルビア） ○-× Ｃ・ボール（オーストラリア）, 7-6 (7-3), 6-0, 6-1
Ｊ・バネック（チェコ共和国） ○-× Ｓ・ボーリ（スイス）, 3-6, 6-3, 6-2, 7-5
（2008年8月26日10時56分）
清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ 
