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女子テニスツアーのDFSクラシック(イギリス/バーミンガム、賞金総額20万ドル、芝)は大会3日目の11日、シングルス2回戦を行い、第17シードの中村藍子(日本)が18歳で伸び盛りのS・シルステア(ルーマニア)を6-4, 4-6, 6-4のフルセットで下し、3回戦進出を決めた。
全仏オープンで1回戦敗退を喫した中村は、先週イギリスで行われたツアー下部大会に第1シードとして出場したが、1回戦で藤原里華(日本)に敗れ、芝での不安を残していた。しかし、この日は終始、積極的なプレーを続け、今週のランキングで66位と、急成長中の若手に競り勝った。3回戦では、1回戦で第4シードのS・バンマー(オーストリア)を破る金星を上げたM・サウス(英国)と対戦する。
火曜日に続きこの日も波乱が起きた。第1シードのM・バルトリ(フランス)がP・ツェトコフサ(チェコ共和国)に、7-5, 4-6, 0-6の逆転で敗れ早くも大会を後にした。1回戦が免除されているため、この日の2回戦が大会初戦だったバルトリは昨年、今大会と翌週のイーストボーンで続けてベスト4に入り、その後のウィンブルドンでは決勝進出を果たすなど、芝との相性は良かった。しかし今季は、この日の敗戦で8勝14敗とスランプに陥っている。
現在ランキング52位のツェトコフサは、未だツアー優勝を上げてはいないが、先に行われた全仏オープンで4回戦進出を果たし、ランキングを大きく上昇させていた。次戦では、ベスト8入りを懸けてC・パン(フランス)と対戦する。パンはM・ドマホウスカ(ポーランド)を6-4, 6-2で退けての勝ち上がり。
シード勢で勝利を手にできなかったのは、バルトリだけではなかった。第6シードのS・ミルザ(インド)はM・イラコビッチ(ニュージーランド)に3-6, 0-6で、第7シードのO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)はラッキールーザーのM・シンク(ハンガリー)に3-6, 6-7 (6-8)で、第11シードのC・デラクア(オーストラリア)はY・ウィックマイヤー(ベルギー)に2-6, 6-3, 3-6で敗れ、早くも大会を後にした。
一方で、第3シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)はN・デシー(フランス)を6-1, 6-3で、第5シードのA・ボンダレンコ(ウクライナ)はV・ルアノ=パスクアル(スペイン)を7-6 (7-4), 3-6, 7-5で、第12シードのK・ボンダレンコ(ウクライナ)はS・ストザー(オーストラリア)を6-3, 6-2で、それぞれ下し順当に3回戦へ進んだ。
その他の試合では、予選勝者のS・ラオ(アメリカ)が主催者推薦のN・カバデー(英国)を4-6, 6-3, 6-1の逆転で、同じく予選を勝ち上がったY・シュウェドワ(ロシア)もK・オブライエン(英国)を7-5, 1-6, 7-5で下し、3回戦へ駒を進めた。
また、この日はダブルス準々決勝も行われ、C・チュアン(台湾)と組んだ藤原が試合に臨んだが、V・キング(アメリカ)/A・クドリャフツェワ(ロシア)組に4-6, 6-4, [7-10]と惜しくも敗れ、惜しくも4強入りとはならなかった。
昨年チャンピオンのJ・ヤンコビッチ(セルビア)は、今年はエントリーしていない。
今大会の優勝賞金は3万1千ドル。
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