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ハッサン2世グランプリ(モロッコ、賞金総額57万7千ドル、クレー)は22日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードのJW・ツォンガ(フランス)がS・ベントゥーラ(スペイン)に6-3, 6-3で快勝し、初タイトル獲得に向けて、順当に4強入りした。
世界ランク15位のツォンガは、同大会2004年覇者のベントゥーラのサービスを3度ブレークして主導権を握り、自慢のサーブでも7本のエースを奪ってストレート勝利を決めた。
22歳のツォンガは、今年の全豪オープンで快進撃を見せ、自身初のツアー決勝進出を果たしたが、N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れて準優勝に終わっており、今大会で初優勝を目指す。
次の対戦相手はG・シモン(フランス)で、第4シードのM・ジケル(フランス)を6-3, 6-2で破っての勝ちあがりとなっている。ツォンガは先日のローマ・マスターズ1回戦でシモンに敗れており、雪辱を果たしたいところ。
もう一方の準決勝では、第3シードのA・カイエリ(アルゼンチン)と第5シードのJ・ベネトー(フランス)が顔を合わせる。カイエリは、Y・エル・アイナウイ(モロッコ)が右かかとの負傷で棄権したために、不戦勝を得た。また、ベネトーは6-3, 5-2とリードした時点で、対戦相手のO・エルナンデス(スペイン)が右足を痛め、途中棄権した。
今大会の優勝賞金は9万2千ドル。
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