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BMWオープン（ドイツ、賞金総額５４万５千５００ドル、クレー）は木曜日、シングルス２回戦を行い、第２シードのＦ・ゴンサレス（チリ）がＫ・フリーゲン（ベルギー）を1-6, 7-5, 6-3の逆転で下し、ベスト８入りを決めた。

何とか逆転で勝利を物にしたゴンサレスだったが、試合は終始フリーゲンのペースで進んでいた。第２セットでも5-4とリードした場面で、サービング・フォー・マッチを迎えたフリーゲンだったが、ゴンサレスの粘りにあいブレークを許すとセットを落としてしまった。第３セットではゴンサレスが流れを掴み、辛くも勝利を物にした。

その他のシード勢には、勝利の女神は微笑まなかった。第４シードのＩ・アンドレエフ（ロシア）は、Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）に6-1, 0-6, 4-6で、第７シードのＳ・ダルシス（ベルギー）もＹ・エル・アイナウイ（モロッコ）に4-6, 6-3, 3-6といずれも敗れ、８強入りとは行かなかった。

現在３６歳のエル・アイナウイは、２００３年１１月には最高１４位まで行ったが、現在は２９５位と、今大会は予選を勝ち上がっての本戦入りだった。これが２００３年１０月以来となるＡＴＰツアーでのベスト８入りとなった。準々決勝ではデル=ポトロと顔を合わせる。

主催者推薦のＭ・サフィン（ロシア）は、地元期待のＭ・ベレー（ドイツ）を7-6 (7-4), 6-7 (5-7), 6-3の接戦の末下し、準々決勝へ駒を進めた。２８歳のサフィンは、２度のグランドスラム優勝を果たしているが、２００５年の全豪オープンを制して以来ツアー優勝から遠ざかっている。４強入りをかけて、ゴンサレスと対戦する。

今大会の優勝賞金は９万２千３００ドル。