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バークレイズ・ドバイ・テニス選手権の男子部門(アラブ首長国連邦、ドバイ、賞金総額142万6千ドル)は4日、シングルス1回戦を行い、前日に世界ランク1位のR・フェデラー(スイス)が敗れたのに続き、同2位のR・ナダル(スペイン)も危うく敗退という雰囲気になったが、3-6, 6-1, 6-4でP・コールシュライバー(ドイツ)に逆転勝ちし、初戦突破を決めた。
同大会では2006年に優勝しているナダルだが、今大会は2週間前のロッテルダムの2回戦敗退の後ということで、自信が無かったという。「タフな試合だった。ベストな試合が出来なかったのが正直なところだけど、ここでのプレーは簡単じゃない。皆ビッグネームで、ツアーの中でも最も厳しいドローのうちの1つだよ。」とコメント。それでも、今回の勝利で、ドバイでの成績を10勝2敗に伸ばした。
大会初日には第1シードの王者フェデラーがA・マレー(英国)に敗れ、およそ1年ぶりの初戦敗退に終わっていた。第2シードのナダルも、この日はコールシュライバーに第1セットを楽に奪われ、嫌なムードが漂った。
しかし、第2セットでサーブの成功率を上げて挽回に成功すると、ファイナルセットでは第7ゲームでコールシュライバーのブレークして、2時間23分の接戦を制した。
「ロッテルダムで変な負けをした後だったから、自信が無かったんだ。今回のように逆転で勝てたのは大事なこと。まだベストなプレーではないかもしれないけど、精神的には前向きに毎ポイントをファイトしていった。」と話した。
ナダルの2回戦の対戦相手は予選勝者のM・レドフスキー(ロシア)で、この日はM・ネダールに6-1, 6-1で快勝した。ナダルは順当に勝ち上がれば、準々決勝で第6シードのA・ロディック(アメリカ)と対戦する可能性がある。ロディックはJ・C・フェレーロ(スペイン)に6-2, 6-4で勝利し、P・H・マチュー(フランス)との2回戦に駒を進めた。
そして、今年の全豪オープンチャンピオンで、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)も登場し、M・チリッチ(クロアチア)を6-4, 6-3で退けた。試合時間わずか78分で一度もブレークポイントを握らせなかったジョコビッチは、「今日のストロークの出来には凄く満足している。我慢強く行こうと思っていたし、彼(チリッチ)にミスをさせて、チャンスを待っていたんだ。」とコメント。
また5本のサービスエースも決めており、「サーブも良かった。大事な場面でも安定していたし。試合を通じてブレークポイントが無かったのは、いいことだね。」と喜んだ。
その他の試合では、第8シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)がG・モンフィス(フランス)に6-3, 6-2で快勝したほか、O・ロクス(ベルギー)、F・ロペス(スペイン)も2回戦進出を果たした。
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