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プロクシムス・ダイアモンド・ゲーム(賞金総額60万ドル)は大会2日目の12日、日本期待のエース、杉山愛(日本)が1回戦に登場し、地元から主催者推薦で出場のC・マエス(ベルギー)を7-5, 6-3のストレートで下し、順当に2回戦進出を決めた。
杉山は大会3日目には、シングルス2回戦で第4シードのP・シュニーダー(スイス)と対戦し、その後K・ペシュキ(チェコ共和国)と組んで第2シードとなっているダブルスの1回戦も行なう予定。
昨日の第5シードのS・バンマー(オーストリア)の敗退に続き、この日も波乱が続出しており、第8シードのA・ボンダレンコ(ウクライナ)がJ・ディティ(アメリカ)に6-4, 3-6, 4-6で、第6シードのA・サバイ(ハンガリー)がA・クレイバノワ(ロシア)に2-6, 3-6で敗れた。
その他の1回戦では、S・アービッドソン(スウェーデン)がM・トゥ(アメリカ)を6-1, 6-1で、D・チブルコワ(スロバキア)がT・オブジラー(イスラエル)を6-3, 3-6, 6-3で、T・ピロンコバ(ブルガリア)がA・クレマー(ルクセンブルグ)を6-1, 6-1で倒して初戦を突破した。
この日行われた唯一の2回戦では、20歳のK・ナップ(イタリア)が、昨日バンマーを下し勢いに乗っていたY・シュウェドワ(ロシア)を3-6, 6-4, 6-2の逆転で下し、準々決勝進出一番乗りを果たした。
上位4シード選手が1回戦が免除されている今大会のトップシードはJ・エナン(ベルギー)。年初のシドニーで自身40個目のタイトルを獲得したが、全豪オープンでは準々決勝で優勝したM・シャラポワ(ロシア)に敗れた。エナンは、1988年にS・グラーフ(ドイツ)が達成したグランドスラムとオリンピックを含む5大会制覇のゴールデン・グランドスラムを狙っていたが、早くもその夢は崩れ去ってしまった。
第2シードは先週パリで優勝を飾ったA・チャクエタゼ(ロシア)で、第3シードはD・ハンチュコバ(スロバキア)。この3人がトップ10からのエントリーで、第4シードは杉山と対戦するシュニーダーとなっている。
昨年度覇者のA・モレスモ(フランス)は今年はエントリーしていない。また、現在世界ランク10位のS・ウィリアムズ(アメリカ)も出場予定だったが、直前で欠場を決めている。
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