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(アメリカ、ワシントンD.C.)
レッグ・メーソン・テニス・クラシック(賞金総額60万ドル、ハード)は金曜日に準々決勝を行い、J・アイズナー(アメリカ)が第2シードのT・ハース(ドイツ)を6-4, 6-7(6-8), 7-6(7-5)で振り切り、自身初のツアー準決勝進出を決めた。
22歳のアイズナーは今大会がツアー2大会目で、2メートル5センチという長身から繰り出す強力なサービスを武器に世界12位のハースから30本のサービスエースを奪った。
現在世界ランク416位のアイズナーは試合後「信じられないよ。ハースは素晴らしい選手。勝てたのはラッキーだと思う。でも次の試合に対して自信がついたよ。サーブも調子がよかったし、サーブのお陰だね。でも準決勝でもいい試合をしなくてはならない。」と気を引き締めた。
ジョージア大学に所属するアイズナーは、今大会以前の段階でツアーで1勝もしたことがなかった。しかし、ここでは全試合フルセットで競り勝つという粘りで台風の目となっている。
1回戦でT・ヘンマン(英国)を4-6, 6-4, 7-6(7-4)のスコアで振り切ると、2回戦では第8シードのB・ベッカー(ドイツ)を3-6, 7-5, 7-6(8-6)で退けた。また木曜日の準々決勝ではノーシードから勝ち上がったW・オディニスクを6-7(4-7), 7-6(7-3), 7-6(7-2)で振り切っている。
ツアー12勝目を狙ったハースは、ツアー400勝まであと1勝と迫っていたが、次大会以降に持ち越しとなった。
ドローの上の山にいるアイズナーは、準決勝では第9シードのG・モンフィス(フランス)と対戦することになった。モンフィスは第3シードのM・サフィン(ロシア)に6-3, 7-5でストレート勝ちしている。20歳のモンフィスは、2年前のポーランド以来のツアー優勝を狙う。
金曜日の残りの準々決勝では、今大会で3度目の優勝を狙う第1シードのA・ロディック(アメリカ)が第5シードのイ・ヒュンタク(韓国)と対戦する。両者は先週のインディアナポリスの大会の準々決勝でも対戦しており、そのときもロディックが勝っている。両者の対戦成績はこれまで9勝1敗でロディックが優勢。
同大会で2001年と2005年に優勝しているロディックは、今大会でツアー23勝目、今季2勝目を狙う。24歳のロディックは先週のインディアナポリスの大会の準決勝でノーシードのF・ダンチェビッチ(カナダ)に敗れており、今大会で巻き返しを図り、得意のハードコートのシーズンで調子を取り戻したいところ。
ロディックは木曜日の3回戦で第15シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)相手に23本のサービスエースを放ち、6-3, 1-6, 7-5倒してベスト8入りを決めている。一方イヒュンタクは3大会連続のベスト8入りと好調で、木曜日の3回戦ではJ・ベネトー(フランス)に2-6, 6-2, 6-3で逆転勝ちしていた。
ロディック対イヒュンタク戦の勝者は準決勝で第7シードのI・カルロビッチ(クロアチア)と対戦する。カルロビッチはノーシードのP・カプデビル(チリ)を4-6, 6-3, 7-6(7-5)で振り切ってのベスト4入り。
世界ランク41位のカルロビッチはこれまでツアー2勝しているが、いずれも今季獲得したもので、ヒューストンとノッティンガムの大会で優勝している。
今大会の優勝賞金は7万4,250ドル。
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