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（オーストリア、バード・ガシュタイン）

ガシュタイン・オープン（賞金総額１７万５千ドル、ティア３、クレー）は２３日、本選が開幕した。記念すべき第１回大会である今大会のトップシードはイタリアのエース、Ｆ・スキアボーネ（イタリア）で、ツアー初優勝を狙う。

２７歳のスキアボーネは、ＷＴＡツアー８回の決勝進出で未だ初優勝を上げられていないが、フェドカップでは実績を残してきている。昨年はイタリアの優勝に大きく貢献し、今月初めに行われた２００７年準決勝、対フランス戦でもＡ・モレスモ（フランス）を下すなどシングルスで２勝を上げ、３勝２敗で決勝進出を果たす原動力となっていた。
スキアボーネの今大会１回戦の相手は予選勝者との対戦となる。

第２シードはＥ・ロワ（フランス）で、地元期待のＹ・モイスバーガー（オーストリア）と顔を合わせる。ロワは今季すでにクレーで優勝を上げており、３月のメキシコ・アカプルコで自身３度目となるタイトルを獲得していた。

この日、シード選手として唯一登場した第５シードのＡ・レザイ（フランス）は、Ｅ・ガロビッツ（ルーマニア）に6-3, 3-6, 3-6で敗れ、早くも波乱に巻き込まれてしまった。

その他行われた１回戦ではＶ・ルアノ=パスクアル（スペイン）がＮ・オゼゴビッチ（クロアチア）を6-2, 6-3で下した。また、Ｅ・ビルネロバ（チェコ共和国）が同胞のＩ・ベネソバ（チェコ共和国）に7-6(7-5), 6-3で勝ち、２回戦進出を決めた。

今大会の優勝賞金は２万５千８４０ドル。