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(イギリス、ウィンブルドン)
大会7日目を迎えたウィンブルドンは、この日も雨に悩まされる1日となった。
連日の雨によるスケジュールの遅れを取り戻そうと、月曜日は過密スケジュールを組んでいた男子シングルスだが、断続的に振る雨により消化できず仕舞いとなってしまった。
大会の中日でもある日曜は、”ミドル・サンデー”として試合を行わないのが伝統となっており、先週のスケジュールの遅れにも関わらず、今年もこの慣行は守られた。そのため先週土曜日に組まれていながら順延となった第2シードのR・ナダル(スペイン)、第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第16シードのL・ヒューイット(オーストラリア)らの3回戦は、ようやく月曜日に開始された。しかし、それら試合は月曜日もまた雨のため終了することはできなかった。
ナダルはR・ソデルリング(スウェーデン)との3回戦途中、6-4, 6-4, 6-7(7-9), 4-6, 2-0とリードしたところで火曜日へと順延となってしまった。試合は第3セット6-6となったところで、最初の中断があった。勝利目前だったナダルだが、試合が再開されるとタイブレークを接戦で落とし、続く第4セットも奪われファイナル・セットへと持ち込まれた。ナダルはここまで1セットも落とさない好調ぶりだったが、この日は雨でリズムを崩される結果となってしまった。
ジョコビッチもN・キーファー(ドイツ)に7-6(7-4), 6-5とリードしたところで順延が決まった。2002年のチャンピオンのヒューイットはG・カニャス(アルゼンチン)相手に6-4, 3-6, 3-1のところで順延となった。
この日試合が終了したのはわずか4試合。
第7シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)はリー・ヒュンタクを6-4, 7-6(7-2), 7-6(7-3)で下した。ベルディフは15本のサービス・エースと44本のウィナーを叩きだし、2年連続の4回戦進出を決めた。
第10シードのM・バグダティス(キプロス)も第23シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)を6-2, 7-5, 6-0で退け4回戦へ駒を進めた。
第14シードのM・ヨージニ(ロシア)は第18シードのJ・ニエミネン(フィンランド)を7-5, 7-6(7-5), 6-3で下した。
第19シードのJ・ビョークマン(スウェーデン)はW・アーサーズ(オーストラリア)とのベテラン対決を6-2, 6-1, 6-4で制し4回戦へ駒を進めた。
今大会2度の準優勝を誇る第3シードのA・ロディック(アメリカ)もP・H・マチュー(フランス)との4回戦が予定されていたが、試合が開始されることなく火曜日へと順延となった。
4連覇中のトップ・シードR・フェデラー(スイス)は4回戦を戦わずしてベスト8入りを決めた。第13シードのT・ハース(ドイツ)と4回戦を行う予定だったが、日曜日に腹筋の断裂で試合の棄権を申し入れたため、労せず8強入りとなった。
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