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(イギリス、ウィンブルドン)
ウィンブルドンは大会2日目の火曜日、同大会3度の優勝経験を誇るV・ウィリアムズ(アメリカ)が1回戦に登場し、19歳のA・クドリャフツェワ(ロシア)に2-6, 6-3, 7-5の逆転で辛くも勝利を物にし2回戦進出を決めた。
第3セットも先にブレークされる苦しい展開ながら経験に勝るヴィーナスは、いらいらが募るクドリャフツェワに追いつき、最後は鮮やかなフォア・ハンドのウィナーで試合に終止符を打った。
「今日は本当に接戦だったから、観客もとても楽しめたんじゃないかしら。劣勢から追い上げていたとき、客席の皆が私と一緒についてきているのを感じることができて嬉しかった。」と、ヴィーナスはこれまでも想い出を分かち合ってきたウィンブルドンの観客を味方につける術を知っているかのようだ。
今年の全豪オープンでは2回戦、全仏オープンでも3回戦進出を果たしたクドリャフツェワは、これが3度目のグランドスラム出場。この日は第3セットで3-1とリードし、大金星を上げるかに見えた。しかし、第5ゲームでブレーク・バックに成功し追いついたヴィーナスは、第11ゲームでもブレークを奪い6-5とリードした。途中、審判のジャッジに何度もクレームを付けラケットを叩きつけるなど、明らかにいらいらが増すクドリャフツェワに最後は1ポイントも与えず勝利を獲得した。
「今日はミスも何度か犯したけど、プレッシャーの中でボールを打ち返して、競り勝ったことは、これから試合を重ねていく上での自信になる。」と語るヴィーナスは、2回戦ではH・スロモバ(チェコ共和国)と対戦する。
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