（アメリカ、サウスカロライナ州チャールストン）
ファミリー・サークル・カップ（賞金総額１３４万ドル、クレー）は当地１１日に２回戦を行い、２度目の優勝を狙うＶ・ウィリアムズ（アメリカ）がＶ・バルディナ（ロシア）を一蹴して、第２シードＪ・ヤンコビッチ（セルビア）らとともに３回戦進出を決めた。
手首の怪我に悩まされ、昨シーズンをほとんど棒に振ったヴィーナスだが、今年は２月のメンフィスで優勝するなど、以前の強さを取り戻してきている。１回戦では第１４シードＳ・ストザー（オーストラリア）にストレート勝ちし、この日はダブルフォルトを７本も犯す不安定な場面こそあったが、５回のブレークチャンスを全てものにし、試合時間わずか４９分、6-2, 6-1でバルディナを下した。
今大会には妹のＳ・ウィリアムズ（アメリカ）も第３シードとして出場し、順当に行けば次の３回戦で姉妹対決となるところだったが、セリーナが２回戦で足の負傷のため棄権しており、勝ったＹ・チャン（台湾）がヴィーナスと対決することとなった。
現在勝ち残っているシード勢で最も上位のヤンコビッチは、同大会過去２年連続で１回戦敗退に終わっていたが、この日はＡ・ロディオノワ（ロシア）を全く寄せ付けず6-1, 6-1で快勝した。３回戦では第１６シードＭ・サンタンジェロ（イタリア）と対戦する。
その他シード勢では、第７シードＡ・イバノビッチ（セルビア）がＧ・ドゥルコ（アルゼンチン）に6-0, 6-7 (5-7), 6-4 で辛勝し、第９シードのＶ・ズヴォナレーワ（ロシア）はＭ・トゥ（アメリカ）に6-1, 6-3で快勝しており、両者は３回戦で顔を合わせることとなった。先週ツアー初優勝を遂げたばかりの第１０シードＴ・ゴロバン（フランス）も、Ｊ・クレイバス（アメリカ）に6-0, 6-1で圧勝した。
その他の試合の結果は以下のとおり。
Ｄ・サフィーナ（ロシア） (4) ○-× Ｅ・ダニリドー（ギリシア）, 6-3, 6-4, 1-0
鄭潔（中国） ○-× Ｓ・ペア（イスラエル） (5), 6-2, 6-3
Ｓ・ポン（中国） vs. Ｐ・シュニーダー（スイス） (6), 1-6, 6-3, 4-3
Ａ・メディーナ=ガリゲス（スペイン） ○-× Ｆ・スキアボーネ（イタリア） (11), 2-6, 6-4, 6-2
Ｋ・シュレボトニック（スロベニア） (12) ○-× Ａ・レザイ（フランス）, 7-6 (7-3), 3-6, 7-5
Ｌ・ドミンゲス=リノ（スペイン） ○-× Ｍ・バルトリ（フランス） (13), 6-3, 6-2
Ｓ・バンマー（オーストリア） (15) ○-× Ｖ・ラッツァーノ（フランス）, 6-0, 3-0, 途中棄権
Ｍ・サンタンジェロ (16) ○-× Ａ・ハークルロード（アメリカ）, 6-2, 6-0
（2007年4月12日10時22分）
清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ 
