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（日本、東京）

東京有明テニスの森公園で開催されているＡＩＧジャパン・オープン６日目、女子シングルス準決勝が行われ、日本期待の中村　藍子がＹ・チャン（台湾）を下し、自身初となるツアー決勝進出を決めた。日本人選手の同大会決勝進出は、１９９９年の杉山　愛以来。

この日は、前日の秋雨から一転、晴天に恵まれたこともあり、１万３千人の観客が有明コロシアムに詰め掛けた。当日券も全て売り切れ、スタジアムは立ち見が出るほどの大盛況となった。超満員の観客が見守る中、センターコートの第２試合に登場した中村は、昨日杉山を破り波に乗る１７歳のチェンの強打に手を焼いたものの、後半にかけ一気に集中力を高め、粘るチャンを7-6 (7-3), 2-6, 6-4で振り切った。

中村の決勝の相手は今大会第１シードのＭ・バルトリ（フランス）。バルトリは、準決勝でＣ・パン（フランス）を6-0, 6-1とわずか１ゲームしか与えない完勝での勝ち上がり。世界ランキング８９位の中村と、同２２位のバルトリはともに２２歳で今回が初めての対戦となる。