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(イギリス、ウィンブルドン)
ウィンブルドン7日目、男子シングルス4回戦の8試合が行われ、R・フェデラー(スイス)、R・ナダル(スペイン)、L・ヒューイット(オーストラリア)、M・アンチッチ(クロアチア)らベスト8が揃った。
芝シーズンに入ってから調子を一気に上げている第6シードのヒューイットは、第23シードのD・フェレール(スペイン)と対戦し、6-4, 6-4, 4-6, 7-5でなんとか振り切って準々決勝進出を決めた。ヒューイットは2セットを先取したものの、動きの衰えないフェレールの反撃に合い、結局試合は3時間近い長丁場となった。
「ウィンブルドンでは自分自身いい成績を残しているし、歴代のオーストラリア勢の活躍や、ウィンブルドンの歴史そのものが、自分にとってはとても特別な意味を持っている。」と、8度目の出場となる今大会に対する思い入れを語るヒューイットは、準々決勝ではM・バグダティス(キプロス)との初顔合わせとなる。
バグダティスは、この日A・マレー(英国)を6-3, 6-4, 7-6 (7-2)のストレートで封じ込めている。
ヒューイットはバグダティスに関しては、調子の波が読みにくく要注意だと気を引き締めている。「彼の今大会の勝ちあがり方は、ちょっと異例で、1回戦では苦戦したかと思うと、今日はマレーにストレート勝ちしている。彼には素質と勘がそなわっているし、動きも早くて自分のテンポで試合を運ぶことができる。僕が勝つにはまず出だしが肝心。そうすれば5セットあるから、その中でチャンスを掴めばいいからね。」と、接戦でもへこたれない精神力の一面を覗かせていた。
ヒューイットは2002年にウィンブルドンで優勝しているが、一昨年は準々決勝で、そして昨年は準決勝でいずれもフェデラーに敗れている。
同じドローの山では、第2シードのナダルが、予選通過のI・ラバーゼ(グルジア)を6-3, 7-6 (7-4), 6-3で下し、自己初となるウィンブルドン準々決勝へ駒を進めた。ベスト4をかけて対戦するのは、この日D・ツルスノフ(ロシア)を7-5, 6-4, 6-7 (2-7), 6-7 (6-8), 9-7の末に破ったJ・ニエミネン(フィンランド)。
もう一方の山でも概ね順当な試合展開となった。
トップシードのR・フェデラーは第13シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)を6-3, 6-3, 6-4で一蹴し、芝での連勝記録も45に伸ばした。フェデラーはまだ1セットも落とさない勝ち上がりを見せている。
第7シードのアンチッチは、新星N・ジョコビッチ(セルビア)に苦戦を強いられたが、6-4, 4-6, 4-6, 7-5, 6-3で逃げ切った。準々決勝ではフェデラーとの対戦となるが、2002年今大会1回戦ではアンチッチが勝っている。それがフェデラーの芝での最後の敗退だった。尚、先月行われた全仏オープン準々決勝でも二人は顔を合わせ、その時はフェデラーが勝っている。
その他、第14シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)はF・ベルダスコ(スペイン)を、J・ビョークマン(スウェーデン)はM・ミルニ(ベラルーシ)をフルセットで下してベスト8進出を決めた。
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