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テニスのウィンブルドン選手権の男女シングルス1、2回戦でのサーブ速度が29日発表され、男子はアンディ・ロディック(米国)の時速228・8キロ、女子はビーナス・ウィリアムズとベサニー・マテック(ともに米国)の192・0キロが最高だった。
芝のコートはボールが滑るため球足が速く、高速サーブを持つ選手が有利といわれる。男子は1位のロディック、222・4キロで2位のイワン・リュビチッチ(クロアチア)とも2回戦を突破。サーブ速度でトップ10に入った選手のうち半数が3回戦に到達した。
女子は1位のマテックが1回戦で敗退したのをはじめ、9位タイまでの12人のうち8人が1、2回戦で姿を消した。サーブの速さが必ずしも勝敗を分けるわけではなさそうだ。
芝コートでの連勝記録を更新中の男子のロジャー・フェデラー(スイス)は、206・4キロで22位と平凡な数字にとどまっている。2回戦で対戦したティム・ヘンマン(英国)は「とにかく読みづらい。最速でも最強でもない。エースもそれほど多くないが、後のプレーに効いてくる」と、その威力を証言した。(ウィンブルドン共同)(了)
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