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カイエリがツアー2勝目◇ジェネラーリ・オープン

(オーストリア、キッツビューヘル)

ジェネラーリ・オープン(賞金総額62万5000ユーロ、クレー)は日曜日決勝が行われ、第9シードのA・カイエリ(アルゼンチン)が第7シードのJ・I・チェラ(アルゼンチン)を7-6 (11-9), 6-2, 6-3のストレートで下し、見事タイトルを獲得した。

29歳のカイエリはツアー7度目の決勝進出で2度目の優勝を飾った。これまでツアー決勝では4連敗しており、2003年のアカプルコの大会以来、久々の優勝となった。また同胞の26歳チェラに対しても4連勝、ツアー通算戦績を6勝3敗とした。両者は今季初対戦だった。

そのカイエリは記者会見で、「とてもうれしい。この大きな大会でいいプレーができた。」と喜びを語った。「チェラとの差は、集中力にあったと思う。身体の調子も良かった。この優勝で、今季後半に向けて大きな自信がついた。」

一方敗れたチェラはツアー9度目の決勝進出で、2004年のポルトガル・エストリルの大会以来4度目のタイトルを狙っていた。チェラは今季初めのアカプルコの大会でL・オルナ(ペルー)に敗れたものの準優勝を飾っていたが、その後不調に陥り、3月のマイアミの大会から今大会まで、2回戦以上の進出がなかった。

そのチェラは、「第1セットがとてもタフだった。たくさんチャンスがあったのにセットをものにできなかった。アグスティン(カイエリ)は第1セットを奪うと、さらに調子を上げてきた。一方自分は少し疲れていて、1ポイントずつ着実に取ろうと心がけたけど、彼がさらにプレーを上げていったので、後は簡単に勝たせてしまった。」と試合を振り返った。しかし、「決勝まで進出できて満足しているよ。これは僕にとって重要なこと。今大会直前まで不調が続いていたからね。」と、まずはスランプ脱出の大きな契機となったようだ。

(2006年7月31日9時41分)
ウインザーラケットショップ

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