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(イギリス、ウィンブルドン)
今年のウィンブルドンは、大会初日から雨によるスケジュールの遅れに見舞われたが、2日目の火曜日は無事に試合が消化されていった。
トップ・シードで4連覇の偉業がかかっているR・フェデラー(スイス)は1回戦に登場し、R・ガスケ(フランス)を6-3, 6-2, 6-2のストレートで下し、B・ボルグ(スウェーデン)が築いた芝での連勝記録の41連勝を塗り替え、42連勝目をマークした。6月11日の全仏オープン決勝戦でR・ナダル(スペイン)に敗れたフェデラーは、2週間前に開催されたゲリー・ウェバー・オープンで優勝を上げ、ボルグの記録に並んでいた。最後に芝で黒星を喫したのは2002年のウィンブルドン1回戦のM・アンチッチ(クロアチア)戦だった。
月曜日には降りしきる雨のため、第2セット途中で試合が火曜日へと持ち越されたが、それもフェデラーの勢いを止めるには及ばなかった。
一方、20歳のガスケも先週のノッティンガム・オープンで優勝を飾り勢いに乗っていたが、この日のフェデラーのまさに「芸術的」なテニスの前には、全く歯が立たなかった。
続く2回戦では、地元イギリスを長年に渡り支えてきたT・ヘンマン(英国)との対戦となる。ヘンマンはR・ソデルリング(スウェーデン)を6-7(8-10), 6-3, 6-2, 1-6, 6-3のフルセットで下した。試合は3時間14分に及んだ。
地元の強い声援を受け、芝を得意とするヘンマン相手に、フェデラーは難しい試合になることを予想している。「2回戦にしては、かなりタフな試合になるだろうね。ティム(ヘンマン)がドローで自分と同じ山にいないことを祈っていたんだ。彼は芝での戦い方を良く知っているし、2001年も彼に敗れている。ラッキーなドローとは言えないね。それに仲も良いから余計やり辛いよ。でも、どちらかが勝者となるのは事実。それが僕であってくれることを祈るまでさ。」と、複雑な思いを語っていた。
一方のヘンマンは、近年になくリラックスして大会に臨んでいるようだ。「フェデラーの記録は伸びる一方だけど、僕の方はと言えば、今年はなんのプレッシャーもなくウィンブルドンで戦えるのが精神的にとても楽だね。だから、もう当たって砕けろ、という感じで一発勝負に出るよ。」と、意気込みを語っていた。
両者これまではヘンマンが6勝4敗とリードしている。芝での対戦はヘンマンが勝った2001年ウィンブルドン準々決勝以来となる。
第2シードのナダルもこの日に試合が行われた。今年で3度目の出場となる彼は、主催者推薦のA・ボグダノビッチ(英国)と対戦し、6-4, 7-6(7-3), 6-4で初戦を突破した。2回戦ではルー・イェンスン(台湾)を7-6(7-5), 6-3, 6-0で破ったR・ケンドリック(アメリカ)と顔を合わせる。順当に勝ち上がると3回戦で、A・アガシ(アメリカ)と対戦する可能性が高い。
第4シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)も圧勝で2回戦への進出を決めた。2002年の準優勝者のナルバンディアンはW・ムーディ(南アフリカ)を6-3, 6-4, 6-1のわずか1時間37分で試合を物にした。実力の割にはあまり優勝候補には上げられないナルバンディアンだが、この日はムーディとの格の違いを見せ付けた。ムーディは昨年、S・ハスと組んでダブルスで優勝を飾っていた。
ナルバンディアンは試合後に「もうちょっと厳しい試合になるかと思っていたよ。でも、自分もかなり良いテニスができていたのは事実さ。特にリターンが良かったから、あの試合運びになったと思う。」と、驚きの快勝にご満悦だった。
第9シードのN・ダビデンコ(ロシア)はA・ファリャ(コロンビア)との1回戦を6-2, 6-7(4-7)の1セット・オールのところで中断となるなど、4試合が日没のため順延となっている。
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