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26日に開幕するテニスのウィンブルドン選手権は、男子シングルスで第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)が1968年のオープン化以降3人目となる4連覇を果たすかに注目が集まる。芝のコートでは現在41連勝と勢いに乗り、偉業に挑む。
クレーコートの全仏オープンでは、決勝でラファエル・ナダル(スペイン)に屈し、4大大会全制覇の夢は果たせなかった。ロイター通信によると、激闘で心身共に消耗し、コーチはウィンブルドンの前哨戦となる、続くゲリー・ウェバー・オープンの出場を見送ることも考えたという。だが、フェデラーは出場を志願して優勝。「体力、精神力の強さが増した証しだ」と胸を張った。
ウィンブルドンの1回戦を突破すると、芝のコートでの連勝記録を42と伸ばし、ビヨルン・ボルグ(スウェーデン)を抜いて単独トップに。今大会では過去、ボルグが5連覇、ピート・サンプラス(米国)が4連覇しており、優勝すればこれらの名選手と肩を並べる。
2001年大会の4回戦ではサンプラスを破る番狂わせを演じ、5連覇を阻止。その後「芝の王者」の称号を継ぐ者として、着実に力をつけた。前哨戦で優勝し、ウィンブルドンに臨むのは過去3年と同じパターン。「いつも幸運をもたらしてくれる。まだ続くといいね」。自信を増した世界1位は、万全の状態で“テニスの聖地”に臨む。(共同)(了)
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