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183センチ、63キロのすらりとした体形に金髪の端正な顔立ち。17歳のニコル・バイディソバ(チェコ)がテニスの全仏オープンの主役に躍り出ようとしている。
4日の女子シングルス4回戦で世界ランキング1位のアメリ・モレスモ(フランス)を破る殊勲。4大大会初の8強進出に「興奮している。世界1位に初めて勝った。自分のベストゲームのひとつ」と笑顔で話した。
両親の仕事の関係でドイツ、ニュルンベルクで生まれ、6歳でチェコに戻った。そのころ始めたテニスの才能を見込まれ、11、12歳のころからマリア・シャラポワ(ロシア)と同じ米国の著名プロコーチのアカデミーでプレーを磨いた。
恵まれた容姿とともに、強力なサーブとストロークを武器にするプレースタイル、米国で強くなった過程はシャラポワに重なる。こうした背景から、周囲はシャラポワと比較したがるが「苦にはならない。マリアだってアンナ(クルニコワ=ロシア)と比べられたように、人は常に誰かと比較されるものだから」。
昨年のジャパン・オープンを含めてツアー通算6勝。全仏直前のストラースブール国際で優勝した勢いを加速させる今回の金星だ。「でもまだベスト8。次の試合で全力を出すことに集中したい」と努めて冷静に話す。準々決勝では昨年のウィンブルドン優勝者、ビーナス・ウィリアムズ(米国)と対決する。注目度は高まるばかりだ。(パリ共同)
(了)
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