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(フランス、パリ)
全仏オープン2日目の月曜日、男子シングルス1回戦が行われ、2連覇を狙う第2シードのR・ナダル(スペイン)などが登場した。
ナダルは今月14日のローマ・マスター大会の決勝戦で、R・フェデラー(スイス)に2本のマッチポイントを握られながらもフルセットの末に勝ち、1977年にG・ビラス(アルゼンチン)が打ち立てたクレーでの連勝記録の53に並んでいた。そしてこの日は時折強風にあえぎながらもR・ソデルリング(スウェーデン)を6-2, 7-5, 6-1のストレートで下し、新記録となる54連勝目をマークした。
「歴史に自分の名前を刻むことができて、こんなに嬉しいことはない。」と、ナダルは自らの快挙を喜んでいた。
会場に訪れていたビラスは、このナダルの記録達成を前に、「彼(ナダル)はこの記録を達成するのに2年掛かった。一度で成し遂げた記録ではなく、間にオフもあった。僕は1ヶ月半でやったことだけどね。」と、軽い皮肉まじりのコメントをしていた。しかし、ナダルが記録を達成した後の表彰式では自らがナダルに記念の盾(ローランギャロスのサーフェスをガラスで覆ったトロフィー)を渡し、「彼のようなアスリートがいることで、テニスが新しい世代に入っていく。」と業績をねぎらった。
なお、ナダルがクレーで最後に負けたのは、2005年4月7日のバレンシア大会でのこと。また、ビラスの77年の記録は、同年の全仏オープンやクレーで開催されたUSオープンでの優勝を含んでいる。
2回戦でナダルは、J・シルバ(ブラジル)を7-5, 6-2, 6-7(4-7), 7-6(7-3)で下した予選勝者のK・キム(アメリカ)と対戦する。
優勝候補筆頭のナダルは、この先準々決勝まで厳しいと思われる対戦はない。順当に勝ち上がると、その準々決勝では第8シードのJ・ブレーク(アメリカ)か第9シードのF・ゴンサレス(チリ)と対戦する。ブレークとは2回対戦し2回とも敗れている相手。それを勝ち上がれば第4シードのI・リュビチッチ(クロアチア)が待ち構えている。
ブレークもこの日の1回戦に登場し、アジアのエースP・スリチャパン(タイ)を6-0, 6-4, 7-6(7-2)で倒して2回戦へ進出を決めた。
ブレークは、「出だしが良くても、試合の仕上げをしっかりするのが大事。彼(スリチャパン)が調子を上げて挽回してくるだろうことは覚悟してたよ。6-0や6-1だけであっさり終わる試合か、接戦になるかのどちらかだろうと思っていたからね。」と、試合を振り返って、徐々に調子を上げてきたスリチャパンを十分に警戒していたことを語った。
2回戦では、予選を勝ち上がったW・アーサーズ(オーストラリア)を7-5, 6-2, 6-2で破ったN・アルマグロ(スペイン)と対戦する。
その他のシード勢では、第6シードのN・ダビデンコ(ロシア)、第10シードのG・ガウディオ(アルゼンチン)、第11シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)、第12シードのM・アンチッチ(クロアチア)、第13シードのN・キーファー(ドイツ)、第21シードのS・グロージャン(フランス)、第24シードのJ・C・フェレーロ(スペイン)、第26シードのJ・アカスーソ(アルゼンチン)、第31シードのD・ツルスノフ(ロシア)、第32シードのN・マス(チリ)などが順当に勝ち進んでいる。
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