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世界各地で熱戦が繰り広げられているフェドカップは、23日土曜日ワールドグループ1回戦の初日シングルスが行われた。
アメリカはドイツのエッテンハイムでのアウェーの戦いで、かつ主軸のL・ダベンポート(アメリカ)やV・ウィリアムズ(アメリカ)、S・ウィリアムズ(アメリカ)ら全てを欠く布陣ではあるものの、Z・ギャリソン(アメリカ)監督率いるチームでドイツに2-0とリードした。第1シングルスに登場した米国代表でフェドカップ初出場のJ・ジャクソン(アメリカ)はドイツ代表A・グローネフェルド(ドイツ)を6-2, 3-6, 7-5で振り切った。また第2シングルスに登場したJ・クレイバス(アメリカ)はドイツ代表J・シュルフ(ドイツ)と対戦、こちらも4-6, 6-2, 7-5のスコアで振り切り、米国に2勝目をもたらした。クレイバスはシュルフと先月のフロリダのボシュ・ロム選手権の3回戦でも対戦しており、そのときもクレイバスが勝利を収めていた。
クレイバスは世界ランキング39位であるが、今回の布陣の中ではトップランカー。ボシュ・ロム選手権でも準々決勝に進出している。一方のジャクソンは世界ランキング75位で、同14位のグローネフェルドから大勝利をもぎ取ったことは大きな自信につながった。「国を代表して来たから、絶対勝ちたかった。勝つことができてとてもうれしい。」と、ジャクソンは喜びを語った。
日曜日のリバース・シングルスでは、第1試合でグローネフェルドがクレイバスと、第2試合でシュルフとジャクソンが対戦する。5試合目のダブルスまでもつれ込んだ場合、米国からはぺリー/キング組が、ドイツからはM・ミュラー(ドイツ)/J・ヴェール(ドイツ)組が登場する予定であるが、ドイツのB・リトナー監督は最終段階でエースのグローネフェルドを起用するかも知れない、と語っている。
米国はフェドカップで17勝しているが、2000年以降は優勝から見放されている。これで米国はドイツとのフェドカップでの対戦成績を6勝4敗に伸ばしたが、最近の2試合(1987年と1992年)では、ドイツが勝利を手にしている。
ベルギーのリエージュで行われているロシア対ベルギーの初日は1勝1敗となった。ロシア代表E・デメンティエワ(ロシア)はベルギー代表で世界ランキング2位のK・クレイステルス(ベルギー)を6-4, 6-3で下したが、同じくベルギー代表のJ・エナン(ベルギー)=アルデンヌはロシア代表N・ペトロワ(ロシア)を6-7 (2-7), 6-4, 6-3で振り切った。デメンティエワは、これまで2勝9敗と分が悪いクレイステルスに対して、バックハンドを中心に攻め、また執拗にボールを返し続けた。これがクレイステルスのリズムを崩し、デメンティエワは「これまでのクレーの試合でもベストと言えるくらい」のプレーで勝利を得た。続くエナン=アルデンヌもいきなり1-4とリードされ、地元観衆にはまさかの悪夢がよぎった。なんとか粘りタイブレークに持ち込んだが、エラーが連発し、第1セットを落とした。第2セットでは何度かラッキーなポイントもあり、攻勢に回ると、以降は安定したプレーで勝利を収めた。
イタリア対フランスの初日の結果も1勝1敗となった。イタリア代表世界ランキング11位のF・スキアボーネ(イタリア)がフランス代表N・デシー(フランス)に6-7 (5-7), 6-3, 6-3で競い勝ったが、世界ランキング1位のA・モレスモ(フランス)はF・ペネッタ(イタリア)を6-1, 6-1の52分で一蹴した。今年これがクレーの初戦となったモレスモはエラーもわずか3つという完璧さで、「相手に息をつかせないくらいの勢いで戦ったわ。明日は長い一日になるかもしれないから、体力の消耗が少なくてよかった。」と余裕を漂わせた。これまで両国はフランスの6勝0敗。
スペイン対オーストリアは、スペインが2勝を上げた。フェドカップ初出場のL・ドミンゲス=リノ(スペイン)はS・バンマー(オーストリア)を7-6 (7-5), 3-6, 6-3で振り切り、A・メディーナ=ガリゲス(スペイン)はY・モイスバーガー(オーストリア)を6-3, 7-5で下した。
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