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(スペイン、バレンシア)
バレンシア・オープン(賞金総額48万USドル、クレー)は日曜日決勝が行われ、20歳で予選から勝ち上がったN・アルマグロ(スペイン)が21歳G・シモン(フランス)を6-2, 6-3のストレートで下し、ATPツアー大会初優勝を飾った。
現在世界ランキング77位の新鋭アルマグロは大会前の時点で今季5勝4敗、ツアー通算で21勝34敗の戦績で、まだツアー経験が浅い。今大会ではJ・C・フェレーロ(スペイン)や、M・サフィン(ロシア)を下して初の決勝進出を果たした。
アルマグロはATPツアー久々の予選勝ちあがり優勝者となった。前回は2004年10月17日にフランス・メスの大会でJ・エーネル(フランス)が予選から勝ちあがって優勝している。
アルマグロは「この1週間はほんと長かったね。日を追うごとに調子が上がり、決勝ではベストのテニスができたよ。」と語った。「今週はこれまでのテニスキャリアの中で一番意義のある週だった。コーチたちと二人三脚で頑張ってきた成果が出たと思うね。でも予選で3試合こなし、本戦でも5試合戦ったから今はちょっと疲れているよ。」
続けて「この勝利は次のステップへのいいきっかけになると思う。」と、今後のさらなる活躍に期待がかかる。
一方敗れたシモンもATPツアー初の決勝進出だった。シモンは土曜日の準決勝で第7シードのF・べルダスコ(スペイン)を下しており、こちらも見事な決勝進出。シモンもツアー経験が浅く、今大会前の時点でATPツアーの戦績が10勝11敗、今季はわずか4勝4敗だった。
シモンは「今日はあまり調子がよくなかった。準決勝のベルダスコ戦ほど切れがなかった。」と肩を落とした。「ニコラス(アルマグロ)は非常にいいプレーをしていた。試合全体を通じて強力なショットばかりだったよ。」
しかし「試合結果だけみると惨敗だったけど、ツアー大会で初めて決勝に進むことができて、大きな自信になったね。」と前向きな姿勢を見せた。
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