（アメリカ、フロリダ州アメリア・アイランド）
クレーコートシーズンの開幕戦となるボシュ・ロム・チャンピオンシップ（賞金総額６０万ドル、ティア２）３日目、今大会第２シードのＰ・シュニーダー（スイス）やナスダック１００オープンを制し波に乗るＳ・クズネツォワ（ロシア）らが勝利し順当に3回戦進出を決めた。
ナスダック１００オープンでは、ヒンギスやシャラポワといった強敵を次々となぎ倒して優勝を決めたクズネツォワだったが、この日は格下Ｓ・アービッドソン（スウェーデン）相手に大苦戦を強いられた。最後は自力に勝るクズネツォワが、6-1, 5-7, 6-2で勝利を手にしたものの、すっきりした勝ち上がりには程遠い内容だった。３回戦でクズネツォワは、Ａ・メディア=ガリゲスと対戦する。
一方、Ｎ・ペトロワ（ロシア）に次ぐ第２シードのＰ・シュニーダーは、この日地元期待のＬ・レイモンド（アメリカ）を6-2, 6-2のストレートで一蹴した。試合時間にして僅か53分の圧勝だったが、試合後の会見では「実は練習のときからリズムがなかなかつかめなかったの。私は完璧主義者だから調子が悪かったり、リズムがつかめないということをなかなか許せないのだけど、後半に行くにつれて徐々にリズムをつかめるようになって行ったし、いきなりのクレーコート大会であったことを考えれば良しとするしかないわね。」と反省の弁。
またこの日は、今大会第６シードのＥ・リホフツェーワ（ロシア）と第8シードのＦ・ペネッタ（イタリア）が相次いで敗れる波乱が起きた。リホフツェーワはＪ・シュルフ（ドイツ）に4-6,4-6のストレートで、ペネッタもＥ・ヴェスニナ（ロシア）に2‐6,1－6でそれぞれ敗れている。
その他の主な試合結果は以下の通り。
Ｐ・シュニーダー (2) ○-× Ｌ・レイモンド, 6-2, 6-2
Ｓ・クズネツォワ (5) ○-× Ｓ・アービッドソン, 6-1, 5-7, 6-2
Ｊ・シュルフ ○-× Ｅ・リホフツェーワ (6), 6-4, 6-4
Ａ・グローネフェルド（ドイツ） (7) ○-× Ｖ・ズヴォナレーワ（ロシア）, 6-3, 6-4
Ｅ・ヴェスニナ ○-× Ｆ・ペネッタ (8), 6-2, 6-1
Ｄ・サフィーナ（ロシア） (9) ○-× Ｓ・ペア（イスラエル）, 6-2, 6-0
Ｍ・カメリン（イタリア） ○-× Ｋ・シュレボトニック（スロベニア） (14), 6-4, 6-3
Ｊ・クレイバス（アメリカ） ○-× Ｋ・シュプレム（クロアチア）, 6-7 (2-7), 6-4, 6-1
Ｍ・ショーネシー（アメリカ） ○-× Ｓ・ストザー（オーストラリア）, 7-5, 6-4
Ｖ・ルアノ=パスクアル（スペイン） ○-× ＡＮ・セッラ=ザネッティ（イタリア）, 6-4, 6-1
Ｖ・ドゥシェヴィナ（ロシア） ○-× Ａ・ボンダレンコ（ウクライナ）, 6-1, 6-4
（2006年4月6日15時08分）
清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ 
