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キリレンコ/ドゥルコ組が初優勝を飾る |
画像提供:tennis365.net |
(東京、有明)
AIGオープン大会6日目の土曜日、第4試合で女子ダブルス決勝が行われ、M・キリレンコ(ロシア)/G・ドゥルコ(アルゼンチン)組が、浅越 しのぶ(日本)/M・ベント=カブチ(ベネズエラ)組を、7-5 , 4-6, 6-3で下し、初優勝を決めた。
第1セットはスタジアムに強風が吹き荒れ、両チームともなかなかリズムがつかめないままブレイク合戦となる。途中、ゲームカウント5-5で雨が降り出したために約20分の中断をはさんだが、後半浅越ペアのミスが目立ちキリレンコ組が第1セットを先取した。
第2セット、インドアになり風が気にならなくなったせいか、両チームとも順調にサービスをキープしていく。一進一退の攻防が続くなか、ベント=カブチの活躍で流れを引き寄せた浅越ペアが6-4でこのセットを奪取し試合を振り出しに戻す。
迎えたファイナルセット、第2セットの勢いそのままに浅越ペアが序盤でリードを奪うも、勝ち急いだのか浅越がミスを連発し逆転を許すと、最後はキリレンコ/デゥルコ組が4ゲームを連取する猛攻を見せ、一気に試合を決めた。
表彰式でのインタビューでキリレンコは、「まずはパートナーのドゥルコにお礼を言いたいと思います。今回初めてペアを組みましたが、これからもまた一緒に組んでほしいと思います。観客の皆さんの応援には心から感謝しています。シングルスでは負けてしまいましたが、こうしてダブルスで優勝できて嬉しいですし、また来年も参加したいと思います。」とコメントした。
浅越は昨年に続く3度目のジャパン・オープンダブルス決勝進出だったが、惜しくも優勝を逃す結果となってしまった。
(2005年10月8日)